折金一樹 つきぬけろ! オリキンもばいる 2025/3/28 春の訪れ、高滝湖で感じる春

先週末から今週は一気に春の陽気。

後半は春を飛び越えて5月後半のような暖かさでした。

水温はどこも朝は13℃前後で夕方には15℃近くまで上昇。

風裏で浅いドシャローではなんと16℃間近!

それまでは冬から浅いエリアですごしている個体が天候次第でたまに釣れてくるイメージ。

一方アベレージサイズも釣れては居ましたが、ごくごく僅か。

それがここ数日で、比較的深いエリアに居たバスが一気に浅いレンジに動き出したようです。

もちろんフィールドの全体水深によって変わってくる事です。

ここではリザーバーでの話。

霞ヶ浦など水深の浅いフィールドでは、また話が違ってくると感じています。

ここで注目したのは、暖かくなって釣れてくるタイミング。

前途の通り2月~3月前半の冬傾向の時期に天候の変化で釣れる時はタイムラグ無く釣れることが多いです。

これはシャローに居るもしくは動いているバスが、その瞬間に高活性となり、積極的にルアーを追うことが多くなる為。

近年では冬にルアーを見ることも多い為か実際にバイトまで至るような美味しいタイミングはいっそう狭くなってきているような気もします。

一方、越冬モードのバスやあまり動かないバスは動きだしは当然遅く、上昇した水温が維持されないと行動を起こさない事や、これも個体によってばらつきがあるので、まとまって釣果に反映されないと感じました。

過去数年のボート屋さんの釣果や自分のガイドやらを振り返ってみて、ざっくり言うと、3日~5日くらいの期間、12℃前後で安定が理想のようです。

つまりはそれまでは、しっかり一発狙い。

ちょっと暖かいからといって期待しすぎないw

それ以降は少し数も狙えるようなプランも考えてみる。

というのが良いかもしれません。

釣れてくる一発目はやはり良い釣りが出来ることが多いです。

そろそろかなというタイミングでは、それを想定したエリアでの釣り、ルアーやタックルも準備した方が良いと思います。

まだ釣れてきていないフィールドや来年以降の参考になればと思います。

このタイミングで各湖のボート屋さんの釣果を覗くと目に見えて上向き傾向。

天気が天気だけにワーム主体の釣果が多いですが、エサが絡むような湖や場所では、シャッドやミノーでも釣果が出ています。

週の半ばには高滝湖へ。

ワカサギの多いフィールドなので、これに絡んだ釣果はたまに聞いていたものの、一番個体数の多いアベレージサイズの釣果はまだ聞いていませんでした。

冬の浚渫による減水から水位も回復して、水色も落ち着き水温も上がっているであろうタイミング。

前半は遡上や産卵に絡むようなワカサギパターン。

ちょうど良いタイミングでワカサギを追ったボイルが頻発していました。

先ずは表層パターン。

ボイルが少なくなってきたタイミングでボトムを使ったシャッド、ジグヘッドパターンなども好調でした。

風や水色、その時のバスのレンジに合わせて、ルアー毎のアピールの違いを使い分けます。

表層では、バスが近く喰わせに特化させるにはマイラーミノーのピクピク。

少し沸かせたい時には引き波の出しやすいオーバーリアル。

あまり出てこない時にはIウェーバーSSS。

シャッドはボトムの水深の違いによって、ハイカットのオリジナル、SR 、DRを使い分けます。

同じポイントでもボートポジションによって、引くコースが変わるので、一番有効なタイプを選ぶのも大事なことです。

ひとしきり探った後はジグヘッド。

しっかりとボトムにステイさせて、バスに気づかせて一気にスイッチをいれて喰わすイメージ。

中途半端に浮かせると喰わないことが多いので、動かす時は場所を変える位のつもりで、基本ステイがキモとなります。

マイラーミノーやエリマキシャッドを使い、1.8~3.5gまでを多用します。

エリマキシャッドのジグヘッド。小魚系でありながら、抵抗があるので小刻みに狙えます。

そして後半は本湖のハードボトム。

ワカサギの群れも所々で魚探に映るので、ワカサギが多いエリアで且つフィーディング場となるような地形を釣っていきます。

要所でバスのスクールを発見。

レギュラーサイズが多い場所だと30匹位はいるようです。

ざっくりと回っていった時には数匹が反応しましたが、難しそうな感触でした。

2周目はめぼしいエリアを重点的に狙い、ライトリグも投入。

時間的にマズメにも近づいていた事もありますが、1周目とは明らかに反応が違い連発。

HPミノー3.1。本物のワカサギより気持ち小さい位が喰わせには良いみたいです。

HPミノーのダウンショットの合間にハイカットを投入。

ハイカットで本湖のハードボトム。40あると引きは十分です!

基本スクールで群れているので飽きる前にルアーローテーション。

レギュラーサイズ前後でしたがコンディション抜群でアタリや引きも強く、楽しめる釣りです。

スポーニングが近づくにつれてパワーは落ちそうですが、まだまだワカサギは居るので、しばらくは楽しめそうです。

是非行ってみて下さい!

また来週!

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