折金一樹 つきぬけろ! オリキンもばいる 2025/6/13 房総チャプター参戦で気付いたこと

今週は房総チャプターに参加してきました。

亀山湖で開催されているNBCトーナメントで毎年1回は参加させて頂いてます。

というのもガイドや普通に釣りをする亀山湖。

勝手知ったる湖ですが、競技の釣りはまた別物。

特に意識させられるのが、時間的な制約。

釣りの作業はもちろん、見切るスピード、流すスピードなど、メリハリある釣りが試されます。

慣れすぎた湖で凝り固まった考えを改めるにも良い機会です。

また参加者のレベルの高さも亀山湖で開催されているトーナメントの中で最上級。

亀山湖の最前線と言っても過言ではありません。

梅雨入りはしましたが、天候によってバスの状態が左右されるタイミング。

まだまだ回復途中の魚も多く、バスごとのコンディションを考慮した釣りが求められます。

バスはバンクにも居るし、いち早く沖に出てベイトを食べている個体も増えてきました。

小さなサイズに加えて、徐々に1キロ以上の個体も釣れてきています。

ワタカの群れの周辺に居るバスも狙えるし、オイカワなどのベイトを食べているバスも存在します。

但し、キッカーフィッシュとなるような50センチを越えるような個体は、まだまだ回復途中でバンク寄りに居るような感じ。

どのような所に居るかはエリア毎に異なり、また比較的口をつかいやすい事があげられます。

つまり誰かしらは釣ってくるけど、狙うとなったら絞りにくい。

本流の上流域は浚渫作業により、川の大部分がエリア外。

直前は雨も降りましたが、水質はエリアによってかなり異なります。

よって、狙って優勝は難しいコンディション。

全体で2、3匹は50アップが釣れると読んで、お立ちギリギリを狙うのが現実的なプランだと予測。

沖でキロフィッシュに700~800gを2匹混ぜて、2400~2600g位がそのラインであると思われました。

上流域の回復したバスのパターンはエリアが狭い上に競合も多いのでパス。

それ以外のバンクのパターンも日替わり感が強く、どのバンクが良いかは読みにくい状態。

そこで上向き傾向の沖のバスを狙うライブの釣りに全振りしました。

キーパーもよく釣れるのでリズムも良いし、ベイトも盛んに食べているので、ルアーもバイトする時はしっかりバイトしてくれます。

ルアーは、サイコロラバー、エリマキシャッド、ブレードジグ、アシュラ2、スティーズスプーン、BLITZマグナムDRなど、バリエーションに富んだ選択。

そして当日。

名物の引船。トーナメント会場までエンジン船で曳航してもらいます。

朝イチは少し凪いだものの、日中は爆風予報。

ボートポジションもとりにくいし、ルアーは流されるだろうし、沖は特に釣りにくい筈です。

朝イチはベイトに強く依存して釣りにくいものの、釣れたらサイズが良いワタカエリアへ。

ルアーへの反応はシビアだったので、過度な期待はしていませんでしたが、ブレードジグでツーバイト。

一瞬載ってバレてしまいました。

そして、バスの多い沖へ。

とりあえずのリミットは直ぐでしたが、サイズが小さくなってました。

風下且つ爆風でサイズが良くなってはないかと踏みましたが、まさかのその逆。

釣っても釣っても、300から400gで500gのバスも一苦労です。

そこで後半は大移動。

上流域の一歩手前のワタカが多いエリアへ。前半に比べて水が濁って居たので、水色だけをみれば食わせやすい状況。

そして幸先良く900g。

そして直ぐに700g。

ワタカの群れは頻繁に群れの形を替えたり、移動も早め。

バスに襲われているのは明白でした。

惜しい場面もありましたが、そのまま競技終了。

2110gで10位でした。

グッドサイズをいかしきれず!

そして上位はなんと想定外の50アップが5本!

ロクマルも飛び出し、コンディションは抜群だったようです。

釣り方も三者三様。

この時期らしい釣れ方でした。

お立ち台の方々!

内容的には悪くは無いのですが、もう少し場面を想定して切り詰めた戦略がとれれば、もう1本キッカーフィッシュを狙う余裕が残ったかもしれません。

局面での気づきや判断のスピードはまだまだです。

夏に向けてトーナメントがちょこちょこあるので、また修正して挑みたいと思います。

翌日は三島湖。季節感は同じ位でした。

ではまた来週!

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