折金一樹 つきぬけろ! オリキンもばいる 2025/12/15 晩秋の入鹿池

今週は入鹿池へ。

入鹿池は少し遠いので、なかなか行ける機会がとれませんが、凄く魅力的なフィールド。

もちろん景観も良いし、湖の真ん中で全体を一望出来るのは入鹿ならではです。

紅葉もほぼ終わって、正に晩秋のタイミング。

またバスの個体数やワカサギが多い事も魅力のひとつで、いつ行っても、これを狙ったフィーディング状態のバスが多く居ると感じます。

その為に季節やコンディションによって、その時々に合った多種多様なルアーで釣れる可能性があると感じています。

実際に釣りをしていても次から次へとやる気のあるバスが居るので、自ずと釣ることに重きを置いた練習となり、正にトレーニングという感じ。

またどん深からフラットが続くような地形はバスが好むスポットや行動が読みにくいと感じます。

そんな中でも風や日照、水質やベイトなどの僅かな変化やその差でバスの密度やレンジが変わったりするのも興味深い点です。

その上で同じようにバスが居ても、やる気が違いや、釣れやすさに関わる事は釣果に直結する点で面白味を感じます。

理解しにくい行動の理由をあれこれ想像しながら当てはめていくのは大変勉強になります。

沖の釣りはライブスコープで確認しながらの釣りが多くなりますが、居たら釣れるのは過去の事。

見えて確認出来る事から、その理由となるような、見えない事をいかに想像できるかが大切。

バスやベイトが多く、開けたオープンウォーターが大半を占める入鹿池はその思考や作業が1日の中で沢山できる点でトレーニングという言葉がぴったりな気がしています。

そしてバスは45~50センチ前後のバスが多くコンディション抜群。

僕が経験ある中ではフィールド規模に対して異様なくらいです。

入鹿池の釣れているタイミングでの大会では3本で5キロ(50あるなしを3本くらい)を釣ってもシングル入賞が難しいほど。これは他の湖ではあり得ない事です。

当日は前回同様に雨が降らずの天候が続いていたので大減水中。

気になるワカサギは前回ほど中層に多くなく、ボトムにも多い感じ。

その為か中層に居るバスも前回ほど居ない感じです。

加えて湖のど真ん中にも多く居たバスが少なく、どちらかと言うとバンク寄り。

朝なら口を使うかと思って、喰わせの釣りからスタートしますが、一筋縄ではいきません。

10月の解禁から一通り攻められた事、また水温が下がった事や水も綺麗になった事が原因として考えられそうです。

とは言え朝からワカサギにツッコミバスの様子は確認しているので何か手立てはあるはず。

喰わせの釣りは一旦止めて、プラグの釣りにシフト。

バスとワカサギのレンジは3~4mとボトムの4~6mに多かったので、先ずはハイカットDR。

前者はハイカットのロングキャストからの巻き、後者はドラッキングで狙っていきました。

狙うはウィンディーサイドの地形変化。ほどなくしてドラッキングしていると、押さえ込むようなバイト。

長い距離ファイトして真下に来ても、全然上がってきません。

そしてやっとキャッチ。

上がってきたのは52センチ、2.2キロ。

うまくブレイクラインに絡めて、騙せたようです。

連続ジャークではなく、少し間をおいたワンジャークが圧倒的に反応が良かったです。

そして段々と風が強くなってきました。

大きな岬周辺をまわると、ヨレるような岬の裏の位置に大量のワカサギが溜まっているのを確認。

バスも次から次へと出入り。

こちらはキャストで狙います。

ただ巻きもスピードを変えたり、ジャークのテンポも少しづつ変えながら狙っていきます。

すると回収しようかなとスルスルと巻いた瞬間にひったくりバイト。

一気にラインを引き出されますが、難なくキャッチ。

これまた45位のナイスバスでした。

艶やかなキレイな個体!まだまだでかくなりそうですね。

その後もう少しバンクに寄って平行巻きでボトムや壁に沿わせながら、1匹キャッチ。

少し小さめの40あるなしでした。

終わってみれば、水中の状況は細かく確認しているものの、全てブラインド。

細かな課題は色々出てきましたが、上手く状況を精査して釣りに還元できたと思います。

まだまだ色々な方法はあるはず、是非行ってみて下さい!

それではまた来週!

逆風でもハイカットDRの飛距離を引き出す25BLX S69ML-ST、UVFデュラセンサー12EXの0.5号が活躍。

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