川村光大郎 OPEN MIND 2021/6/10 カスミ水系ロケと西湖のローカルメソッド研究

2021/6/10

この一週間は、霞水系と西湖へ。

霞水系は、7月上旬にリリースとなるスクーパーフロッグの実釣解説にて。

北浦周辺を釣り歩きました。

本来であれば1年で最も釣れる時期ですが、今年は釣果が上向いていく気配がないまま。

ひとつのバロメーターとして、流入河川に上がってきたバスの魚影によって判断できるかな!?と思っており、田んぼの代掻きによる濁りが落ち着いたタイミングを注視していました。

しかし、バスは少ない。

実績のある流入河川で一匹も見ないしバイトもないとなると、現実をつきつけられた感じです。

そして、例年であればもう護岸に沢山張りついているであろう、ゴリやエビも、パッと見はいないくらいに少ないのです。

その代わり、ハク(レンギョの幼魚)やボラの幼魚は異常なほどいるのですが・・・

頻繁に霞水系へ足を運んでいるわけではないにせよ、これまでに感じたことのない違和感。

はたして、これから良くなってくるのか!?

多くはないにせよ、複数のバスを確認できた水域は、田んぼの水が入らないところ。

こうなると農薬の影響を感じずにはいられない一方で、ハクやイナッコはいるので、強いのか!?

北浦界隈に関しては、今やバスよりシーバスの方が多くなりましたし、湖が変化していることは間違いなさそうです。
 
 
釣果のほうは、初日スクーパーフロッグで47センチと46センチを含む5本。

しかし、バイトは10。

すべて丸呑みなのですが、ラインスラッグがある状態から、バシッ!と、奪い取ってしまっているような・・・

伸びのないPEラインでもあるので、巻き合わせにしたほうがいいのかな?

今はボクしか使っていないこともあり、いればほぼ食ってしまうスペシャルさです。

リリースしてしまうのが惜しいくらい(^-^;

近年の流行りで吊るしにスレたバスも、キックアクションで逃げていく動きには反応する。

見えバスに対して、狙らずして吊るしになってしまうと反応しないのは昨年あたりから顕著になりました。

ただ今生産中にて、リリースまで一ヶ月を切りましたが、スクーパーフロッグは“クセ”要注意であることを先にお伝えしておきます。

エラストマー素材は、ワームと一緒に保管すると溶けてしまうことは知られていると思いますが、もう一点、クセがつきやすいのです。

スクーパーフロッグに採用しているエラストマーはその中でも柔らかいので、使用後もリグったままブラ下げてしまうと、反り返ったレッグが伸びたままのクセがついてしまいます。

よって、使用後はブリスターパックに戻していただくことをおすすめします。

この反り返り形状と、柔らかエラストマーでなければ出せないアクションゆえ、どうかご理解くださいませm(__)m
 
ちなみに、ブリスターパックにはミシン目がついており、切り離しての個別携帯が可能です。

レイドジャパン社のフルスイングに採用されている方式ですが、カナモに連絡したところ、快く承諾いただけました。

予備日として翌日もカメラマンさんをおさえていたので、2日目はチビーブルへ変更!

本湖メインにてまわりました。
 
朝イチ、開始から10分もしないうちに丸見えひったくりバイト!

護岸からアシに切り替わる、そのカドに潜んでいました。
 
さらに、今度はアシの凹凸が連続する、その張り出しでまたもひったくり!

水深はどちらも50~60センチほど、ボトムがうっすら見えるくらいの浅さです。

気づかれない距離感からキャストすることが大切ですね。

そして、チビーブルは1/4オンスなので、ドシャローで巻くのが快適です。

スピナーベイトが目視できるレンジをゆっくり泳がせてくることは、3/8オンスではできません。

この日の釣果は4本。

トレーラーフックを付けていませんでしたが、ノーミスでのキャッチでした。

スピナーベイトのみで1日釣りをすると、スピーディなのでかなり広いエリアを釣り歩けます。

そして感じたことはやっぱり、魚影が薄いな、と。

バスアングラーは釣ったバスを元気な状態でリリースできるよう、乾いた地面に置かない。長時間水から出し続けないことがよりいっそう大切になっています。

そして今週は火曜日に西湖へ。

ガイドを営む、中田敬太郎さんと釣りをしました。
 
西湖のローカルメソッドである、ワカサギ系ハードプラグを放置させる釣りを学ぶことが目的です。

放置といっても、ただ放っておくだけでなく、細かくシェイクすることもひっくるめてですが、オープンウォーターの沖に投げて浮かべておく釣りは、日頃のボクの釣りにはありません。

ワカサギがいて、弱った状態に食ってくる習慣があって、他にもクリアフィールドといったシチュエーションもあってこそ。

そして、季節的な旬もある釣り。

特殊な釣法ではありますが、自分の釣りの引き出しのひとつになれば、他のフィールドで生きることがあるかもしれません。
 
使用したルアーは、ほぼトラファルガー7。

他グリマー7とジョイントゾーイも投げました。

ちなみに西湖はワーム禁止フィールドです。

この日は晴天かつ風が吹く時間も短く、ルアーにバスが浮いてきにくい日並み。

そして浮いてきても、どうしても見切られてしまう。

しかし、逆にいうなれば、この晴天ベタ凪でも水面までバスを浮いてくることに、この釣りのストロングさを感じたのです。

そして食ったタイミングは、風が吹いて入り直してすぐ!

水面を割ったのは4回。

2回は空振り。

1匹釣って、1匹バラしました。

見に浮いてきたのは、15回くらいはあったかな。

敬太郎さんと合わせたら、もっとあります。
 
単純に、水面が波立ってさえいれば食いつく確率も上がる釣りなので、1匹のみのキャッチでも納得。

むしろ、この釣りを学べたことが何よりの収穫でした。

道具立てから、釣り方においてもいくつものコツがありましたが、そこは中田さんならではのノウハウゆえ、興味のあるかたはガイドを依頼してみるのがよろしいかと思います(^_-)-☆

https://nakadarfc.m24.coreserver.jp/

癒されフィールドで釣りを楽しんだ後は・・・『陸魂読本』の締め切りが近づいているので、また軟禁生活です(^-^;

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