達人情報 高滝湖 阿部進吾 2021/09/22 愛用しているフックの話の巻(後編)

前回、軽い気持ちで高滝湖で良く使うフックネタを書き始めたのですが、スゲー長くなったので今回は続編です。

先週紹介したのはヘビキャロ用のドリームフック、ジグヘッド用のケイテックモノガードジグヘッドでした。

今回はまずはダウンショットやサイトのノーシンカーで使うマスバリやオフセットフック等から紹介します。

これもマニアックですよ〜♪

 


写真に写っているマスバリは、
・デスロック(ノガレス)
・マイクロモスキート(ノガレス)
・フォグショット(リューギ)

です。

上流サイトですっかり定番となったミミズっぽいスモールワームのノーシンカーで使ってます。

これは通称ミミポンという呼び名ではるか昔(20年とか?)から一部ローカルがシークレット的に使っていたネタです。

この、チョー小さい激セコワームのノーシンカーがとにかく最終兵器ってくらいの破壊力で良く釣れて、これをペナペナのロングロッド&PE0.2号とかにセットして、何とかマトモにキャストできるようにして使っていました。何度か紹介しているので知ってる人も多いと思います。

コレ系の釣りではフォールスピードの僅かな差で食いが変わったりするので、できるだけ線径の細いデスロック等のマスバリを好んで使っていました。ですが、デスロックのフックポイントはいわゆるネムリ形状になっており、実は注意が必要だったりします。

ネムリ形状の針というのは、元々は磯釣りや船の海釣りで口の硬いタイ等を狙う時によく使われるフック。フックポイントが立つとグイグイ深く刺さっていくという特徴があるため、口の硬いバスにも良いのでは?という感じで自然的にバス用にも増えました。ネムリ針は確かに深く刺さるのですが、それはボートのディープの釣り等でフッキングパワーが上方向にかかった時。

ネムリ針というのは、上側にフッキングパワーがかかった時にやや内側を向いたフックポイントが口の内側に立ち、そこからアイがクルっと上に廻ってグイグイ深く刺さっていきます。ですが、ロングキャストや例えばキャロ等で横方向にフッキングパワーが掛かると…?!フックポイントはバスの上顎の内側を横に滑る事になりなかなかフックポイントが立ちません。

何とか掛かっても皮一枚を薄く拾っただけになる事が多々あり、その結果バラシが増える事に繋がります。

当時はフォールスピードの恩恵が捨てがたく、ロングロッドでできるだけ竿を立ててフッキングする事で何とか対応していました。ですが、今はフツーにリューギさんのマスバリを使ってます。フォールスピード云々よりもガード性能を優先したいときにはモスキートを使っています。楽ちんですからね。もちろんディープの釣りで上方向にフッキングパワーが掛かる釣りではデスロックもバリバリ現役です。

特性を理解した上での適材適所がとにかく重要、という事ですね!!

ちなみにワタクシはダウンショットをやる時は基本的にほぼオフセットフックでやります。マスバリで狙うのは野尻や桧原のスモールだけです。福島健もほとんどオフセットだけ、とかなんとか昔言ってた気がします。

ダウンショットで使っているのはSSフックワーム19(デコイ)の#3を基本としています。

ドリームフックよりも若干ゲイプ幅が広く、線径も細く、柔らか目。90%ソリッドテイップの自分のセッティングに良く合っているというのが使っている理由です。ガイドでも果てしなく釣って釣らせていますが、柔らかくしなりながらスルッと刺さる感じでかなり良い針だと感じています。

硬い針というのは確かに針単体での貫通力は高いですが、それはフッキングパワーも高い場合。ロッドがかなり柔らかい、等の条件下での使用だとフックの硬さにタックルが負けてフッキングが決まらないケースがあります。

タックルバランスは全体で取らないと意味が無いという事ですね。

ですが、リューギさんの針は刺さり過ぎる程に刺さるので、ヘビキャロ用と同様に、細軸のオフセットもテスト導入中です。

いや〜、スゴイぞ針ネタ!!

無限に書ける気がします(笑)。

今週はこの辺で!!そろそろ湖に浮きます!!

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