【試合後対談】陸王モバイル2023 BATTLE2 室生ダム戦 荒金良介VS新谷健斗
(2023.8.14配信)
勝負を分けたのは濁りへのアジャスト能力
陸王モバイル第2戦、荒金良介VS新谷健斗は、新谷選手の圧勝という形で幕を閉じた。
激しい状況変化に新谷選手はどう対処していったのか。
そして荒金選手のゲームプランとはどういったものだったのか。
試合後の対談で両者の胸中を語ってもらった。
『何があっても平常心』、そのメンタル面が勝利を手繰り寄せた
スタッフ:それでは両選手、スコアボードを確認してください。
荒金「やっぱり揃えてる! さすがやなぁ」
新谷「よっしゃー! ありがとうございます!」
荒金「想像してたくらいのスコアまで伸ばしてますね。やっぱり全部曝気(ばっき)?」
新谷「そうですね。最初の休憩後にすぐ1本釣れて。休憩中ずっと見えてたんですよ。ミナモ(ジャッカル)のノーシンカーで食わせました。それが1050g。でも、その後の昼まではなんもなしです。プラではあまりに濁ってなくて、今日どちゃ濁りになりましたよね」
荒金「明らかに曝気の濁りの範囲が広がったよね」
この日は水を循環させる曝気(ばっき)装置から泥水のようなきつい濁りが入った水が噴出していた。(画面左上が噴出口)
新谷「見えバスも全然いなくなってたんで、この濁りを巻くしかないと。それで午後に8XDを巻いて連発。それも食わなくなって、コイケ17mmのネイルリグで食わせたという感じです」
8XD(ストライクキング)で濁りの中連発させた。
荒金「やっぱり引き出しがすごいなぁ。経験値とは自分とは全然違いますね。俺のほうは、曝気の少し下の細くなっているエリアで、大きな岩の陰を攻めて1本キャッチ。曝気にも行きたかったんだけど、一番いいところタニケンくんがずっといて入れなかったんだよね。少し離れたところをやっても、明らかにパワーがない。プラでは岩盤でピックアップ時に良いのがついてきたりして。40アップが10本くらいついてきたんですよ。でも今日はダメ。ステルスセブン&ヴァラップスイマー3.3にもチェイスあったんですけど、全部チェイスで終わっちゃうんですよね」
新谷「バマは追うだけでしたよね」
荒金「終了間際、曝気の下流の細くなっているエリアで、1分前に見えバスを見つけて食わせたんですよ。キロは確実に超えてたんですけど、もう精神的に追い込まれてるし、ドラグを強めに締めたら足元で切られちゃって。あれを釣ってたら結構ドラマチックだったんですけどね」
終了1分前にキロクラスを掛けるも無念のラインブレイク。
新谷「そうだったんですね。あの辺りのエリアは自分も抑えのエリアにしてました。12時くらいになったらシェードができてバスが入ってくるんですよ」
荒金「橋から来た流れが一番当たる場所だしね。いやぁ、朝からずっと曝気に居座るべきでしたね」
新谷「最初は下流の砂の岬とか行ったり、上流の小規模のインレットを攻めたりしてました。バスはいたんですけど、粘っても全然食わない。それで曝気を見に行ったら荒金さんがいなかったんで、これは入るしかないと」
荒金「そっかぁ。あそこで粘る精神力はなかったなぁ。あとはサイトも上手くならないとなあ。そこの引き出しがすっからかんなんで(笑)」
新谷「今回はルアーパワーに助けられましたね。曝気エリアの駐車スペースに僕が戻った時、一回出会ったじゃないですか、その時、本当は移動しようかと思ってたんですよ。でも荒金さんに会ったんで、やっぱりここで粘ろうと(笑)」
荒金「そういう駆け引きみたいなのにも慣れていかんとなぁ。プラで上流域もけっこう見たけどバスはいるんだろうけど釣れない感じ。スズメバチも多いし(笑)」
新谷「減水したからなのか、岩盤よりもなだらかなバンクのほうが反応いい感じしませんでしたか?」
荒金「平らな岩盤はダメで、ガレ場のような岩盤。その岩の隙間にいたんじゃないかなぁ。今日もミドストで岩を擦りながらやって食わせたし。ミドストっていうよりボトストやね。俺は沖は捨てて、ずっと手前ばかり狙ってた。遠賀でいつもやってるせいか、ボトム取らないと不安で(笑)」
新谷「自分は、室生はワカサギレイクだし、岩盤の魚も浮いているんだろうと思ってやってましたが、今日は浮いているバスはいなかったですね。今日は曝気以外ではどのあたりをやったんですか?」
荒金「朝イチに曝気行って、その後にバックウォーター、曝気の下とさらにもう少し下のエリア、で曝気に戻って、最後また曝気の下流で粘ったという感じですね。結局、バックウォーター以外はやっぱり手前がガレ場になっているところですね」
新谷「曝気の魚も、沖に浮いて見えてるやつは食わせる自信あったんですけど、手前をクルーズしている魚は難しくて。それで模索したって感じでした」
スタッフ:昨年の陸王オープンから勝ち上がってきた荒金さん、1年を振り返っていかがでしたか?
荒金「最初はあまり出る気はなかったんですけど、まわりに勧められて出たんです。それで、自分の実力以上の結果に恵まれてここまで来たんですけど、今日は現実を思い知らされました。釣りの引き出しをもっと広げていかないと、運だけではどうしようもないですね。もっと腕を上げていけたらいいかなと思います」
スタッフ:新谷さんは昨年に続き、2年連続の決勝進出です。
新谷「去年の決勝で負けて、心に深い傷を追ったんですけど。苦手なところもやりつつ、得意な部分も伸ばす意識でたくさん練習してきました。それで今日こういう結果が出て嬉しいです。釣りもそうですけど、メンタル面で強くなったかなと。これまでバラシなどを引きずるクセがあって、本番で力を発揮できないことが多かったんです。だから、大会でも、いつもの釣りができるように今日は徹底しました。焦りそうになったら心を落ち着かせる。メンタル崩壊しそうなときもありましたけどね(笑)。次の決勝も必ず勝ちます!」
スタッフ:それでは両選手、お疲れ様でした!
陸王モバイル第2戦、荒金良介VS新谷健斗は、新谷選手の圧勝という形で幕を閉じた。
激しい状況変化に新谷選手はどう対処していったのか。
そして荒金選手のゲームプランとはどういったものだったのか。
試合後の対談で両者の胸中を語ってもらった。
『何があっても平常心』、そのメンタル面が勝利を手繰り寄せた
スタッフ:それでは両選手、スコアボードを確認してください。
荒金「やっぱり揃えてる! さすがやなぁ」
新谷「よっしゃー! ありがとうございます!」
荒金「想像してたくらいのスコアまで伸ばしてますね。やっぱり全部曝気(ばっき)?」
新谷「そうですね。最初の休憩後にすぐ1本釣れて。休憩中ずっと見えてたんですよ。ミナモ(ジャッカル)のノーシンカーで食わせました。それが1050g。でも、その後の昼まではなんもなしです。プラではあまりに濁ってなくて、今日どちゃ濁りになりましたよね」
荒金「明らかに曝気の濁りの範囲が広がったよね」
この日は水を循環させる曝気(ばっき)装置から泥水のようなきつい濁りが入った水が噴出していた。(画面左上が噴出口)
新谷「見えバスも全然いなくなってたんで、この濁りを巻くしかないと。それで午後に8XDを巻いて連発。それも食わなくなって、コイケ17mmのネイルリグで食わせたという感じです」
8XD(ストライクキング)で濁りの中連発させた。
荒金「やっぱり引き出しがすごいなぁ。経験値とは自分とは全然違いますね。俺のほうは、曝気の少し下の細くなっているエリアで、大きな岩の陰を攻めて1本キャッチ。曝気にも行きたかったんだけど、一番いいところタニケンくんがずっといて入れなかったんだよね。少し離れたところをやっても、明らかにパワーがない。プラでは岩盤でピックアップ時に良いのがついてきたりして。40アップが10本くらいついてきたんですよ。でも今日はダメ。ステルスセブン&ヴァラップスイマー3.3にもチェイスあったんですけど、全部チェイスで終わっちゃうんですよね」
新谷「バマは追うだけでしたよね」
荒金「終了間際、曝気の下流の細くなっているエリアで、1分前に見えバスを見つけて食わせたんですよ。キロは確実に超えてたんですけど、もう精神的に追い込まれてるし、ドラグを強めに締めたら足元で切られちゃって。あれを釣ってたら結構ドラマチックだったんですけどね」
終了1分前にキロクラスを掛けるも無念のラインブレイク。
新谷「そうだったんですね。あの辺りのエリアは自分も抑えのエリアにしてました。12時くらいになったらシェードができてバスが入ってくるんですよ」
荒金「橋から来た流れが一番当たる場所だしね。いやぁ、朝からずっと曝気に居座るべきでしたね」
新谷「最初は下流の砂の岬とか行ったり、上流の小規模のインレットを攻めたりしてました。バスはいたんですけど、粘っても全然食わない。それで曝気を見に行ったら荒金さんがいなかったんで、これは入るしかないと」
荒金「そっかぁ。あそこで粘る精神力はなかったなぁ。あとはサイトも上手くならないとなあ。そこの引き出しがすっからかんなんで(笑)」
新谷「今回はルアーパワーに助けられましたね。曝気エリアの駐車スペースに僕が戻った時、一回出会ったじゃないですか、その時、本当は移動しようかと思ってたんですよ。でも荒金さんに会ったんで、やっぱりここで粘ろうと(笑)」
荒金「そういう駆け引きみたいなのにも慣れていかんとなぁ。プラで上流域もけっこう見たけどバスはいるんだろうけど釣れない感じ。スズメバチも多いし(笑)」
新谷「減水したからなのか、岩盤よりもなだらかなバンクのほうが反応いい感じしませんでしたか?」
荒金「平らな岩盤はダメで、ガレ場のような岩盤。その岩の隙間にいたんじゃないかなぁ。今日もミドストで岩を擦りながらやって食わせたし。ミドストっていうよりボトストやね。俺は沖は捨てて、ずっと手前ばかり狙ってた。遠賀でいつもやってるせいか、ボトム取らないと不安で(笑)」
新谷「自分は、室生はワカサギレイクだし、岩盤の魚も浮いているんだろうと思ってやってましたが、今日は浮いているバスはいなかったですね。今日は曝気以外ではどのあたりをやったんですか?」
荒金「朝イチに曝気行って、その後にバックウォーター、曝気の下とさらにもう少し下のエリア、で曝気に戻って、最後また曝気の下流で粘ったという感じですね。結局、バックウォーター以外はやっぱり手前がガレ場になっているところですね」
新谷「曝気の魚も、沖に浮いて見えてるやつは食わせる自信あったんですけど、手前をクルーズしている魚は難しくて。それで模索したって感じでした」
スタッフ:昨年の陸王オープンから勝ち上がってきた荒金さん、1年を振り返っていかがでしたか?
荒金「最初はあまり出る気はなかったんですけど、まわりに勧められて出たんです。それで、自分の実力以上の結果に恵まれてここまで来たんですけど、今日は現実を思い知らされました。釣りの引き出しをもっと広げていかないと、運だけではどうしようもないですね。もっと腕を上げていけたらいいかなと思います」
スタッフ:新谷さんは昨年に続き、2年連続の決勝進出です。
新谷「去年の決勝で負けて、心に深い傷を追ったんですけど。苦手なところもやりつつ、得意な部分も伸ばす意識でたくさん練習してきました。それで今日こういう結果が出て嬉しいです。釣りもそうですけど、メンタル面で強くなったかなと。これまでバラシなどを引きずるクセがあって、本番で力を発揮できないことが多かったんです。だから、大会でも、いつもの釣りができるように今日は徹底しました。焦りそうになったら心を落ち着かせる。メンタル崩壊しそうなときもありましたけどね(笑)。次の決勝も必ず勝ちます!」
スタッフ:それでは両選手、お疲れ様でした!
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