【05:30よりLIVE記事配信!】陸王mobile2021 第2戦 永野総一朗vs加木屋守

永野総一朗●使用タックル&ヒットルアー・メインルアー

■使用タックル
 

<画像上から>
1[コイケシュリンプマグナム・カバー用]
●ロッド:マッカ レッドシグネイチャーHUMRC-65MHST/RS(ハイドアップ)
●リール:20メタニウムXG RIGHT(シマノ)
●ライン:バリバス アブソルートMGフロロカーボン18ポンド(モーリス)

2[ローラ&コイケシュリンプマグナム・遠投用]
●ロッド:マッカ レッドシグネイチャーHUMRC-73HST/RS(ハイドアップ)
●リール:20メタニウムXG RIGHT(シマノ)
●ライン:バリバス アブソルートMG14ポンド(モーリス)

3[スタッガークロー用]
●ロッド:マッカ レッドシグネイチャーHUMRC-65M+/RS(ハイドアップ)
●リール:アルデバラン30HG RIGHT(シマノ)
●ライン:バリバス アブソルートAAA14ポンド(モーリス)

4[ネコリグ&ペンシルベイト用]
●ロッド:マッカHUMC-64L+(ハイドアップ)
●リール:ヴァンキッシュ2500SHG(シマノ)
●ライン:バリバス アブソルートAAA4ポンド(モーリス)


 


■ヒットルアー
スタッガークロー4インチ(ハイドアップ)+フリーリグ
●カラー:グリーンパンプキン、まんでクロー
●フック:ノガレス本気(=マジ)フック♯3/0(モーリス)
●シンカー:7グラム


朝のバイトラッシュを演出したのは、プラクティスで圧倒的なバイトを稼いだスタッガークロー。
「プラではブレイクにフリーリグを落とすことはすぐに決まって、ワームをいろいろためしてみたところ、これだけ圧倒的にバイトが多かったんです」。
試合当日も府中湖バスのモードは継続して、“スタクロ”に好反応! 全12尾キャッチのうち実に8割となる9尾はこのリグだった。
●使用タックル:3



 


コイケシュリンプマグナム改(ハイドアップ)+ネイルリグ
●フック:ノガレス フッキングマスター リミテッドエディション モンスタークラス♯6/0(モーリス)
●シンカー:トリガーネイルシンカー3.5グラム(カンジインターナショナル)×2個


13時53分、真夏の太陽が肌を焦がす、1日のうちで最も暑い時間帯にゲームを動かしたのが、このネイルリグ。
2本のテールをカットして、ボディ全周を取り巻く毛(=突起)を7列のうち5列をカットした状態へチューニング。ネイルは両サイドに1本ずつ挿入。
「こうチューンすると、ボトムで鋭くトゥイッチしてテーブルターンしてくれるんですよ」。
毛が抵抗となり、切れ味鋭いアクションを演出してくれるのだという。
「午後の1尾(=1110グラム)はファーストフォールで食ってきましたけど(笑)」。
そのボリューム感とアピール力は侮れないのだという。なお、チューン前のスペックは全長80ミリ、自重約23グラムだ。●使用タックル:1&2



■使用ルアー

 


スタッガーローラ2.6インチ(ハイドアップ)+ノーシンカーリグ
●フック:ノガレス フッキングマスター リミテッドエディション モンスタークラス♯6/0(モーリス)ネーム
驚異的な飛距離を実現するブッ飛びワームがこちら!
「全長は2.6インチ(=約65ミリ)ですが、自重は約26グラムの高比重。ネイルを入れたコイケシュリンプマグナムより遥かに飛びますね」。
記者は試合当日の16時12分(*記事参照)、古バスワンドの対岸オーバハングに余裕で届くローラに驚愕した! マジ半端ないって!
この8月にリリースされるNEWロッド・マッカ レッドシグネイチャーHUMRC-73HST/RSとのセッティングで、さらに遠投能力は倍増だ!
●使用タックル:2


 


レアリス リグルクローラー3.8インチ(デュオ)+ネコリグ
●フック:ノガレス ワッキーマスターライト♯0(モーリス)
●シンカー:ネイルシンカー1.8グラム

スピニングタックルで使用したライトリグがこちら。10時25分にノンキーではあったが、1尾をキャッチしたのがこのリグだ。護岸沿いのボトムと中層をスイミングさせることで幾度もバイトを得たが、キャッチに至ったのは1尾のみだった。
●使用タックル:4

パイロン84(ハイドアップ)
早朝に、メインとするフリーリグの一方で、水面に魚の気配を感じた際にはこちらのペンシルベイトを投入。水面で逃げ惑うベイトを演出することはもちろん、時にダイブ&浮上で水面に出切らない魚のバイトを誘発可能。
●使用タックル:4



 


加木屋守●使用タックル&ヒットルアー・メインルアー
 
  
【加木屋守タックル】
ロッドはすべてりボルテージ、リールはアブ・ガルシア。
左から

①ヘビキャロに使用
●ロッド:RV-C73H
●リール:レボEXD
●ライン:レッドスプール16ポンド+リーダー8ポンド

②ファイボス3インチのダウンショット、ドリフトクラブ、ブレイクブレードWSに使用
●ロッド:RV-C610M
●リール:ロキサーニ8
●ライン:レッドスプール12ポンド

③ワムワムの遠投に使用
●ロッド:RV-S65L
●リール:ゼノン25000SH
●ライン:X90.8号+6ポンド

④ロングワームのネコリグに使用
●ロッド:RV-S61L
●リール:レボMGエクストリーム2000SH
●ライン:レッドスプール4ポンド

⑤サイコロラバーとシャッドなどに使用
●ロッド:RV-S64UL
●リール:ゼノン25000SH
●ライン:レッドスプール3ポンド

 


■ヒットルアー
・ハッタクローラー[ティムコ]2グラムネコリグ
・レインズスワンウスキニーL[レイン]2グラムネコリグ
・サイコロラバーVol.3[フィールドサイド]

岬の地形変化を釣る布陣。ボトムを丁寧に釣る場合はロングワームを使用。根掛かりが激しい場合は浮力で回避しやすいハッタクローラーを使用。岬周りであえて中層を釣る場合、サイコロラバーをミドスト的に扱って、スレた魚の口を使わせた。

 

■使用ルアー
・ワムワム[ジャッカル]
・RVドリフトクラブ[りボルテージ]
・ファイボス3インチ[ジャッカル]5グラムダウンショット
・ソウルシャッド58SP[ジャッカル]
・ブレイクブレードWS[ジャッカル]
・DBユーマ[ジャッカル]21グラムヘビーキャロライナリグ


 



【試合終了後対談】
灼熱の府中湖戦は、近年稀に見る乱打戦!
小バスを避けた“マーモ”が“たまらんばい”に戦略勝ち!


気温は終始30度超! 活性化するヤブ蚊に集中力を削がれた11時間!

耳や目の周りに飛び交うヤブ蚊の群れ。

気付けば身体のあちこちがカユミに襲われる。虫除けスプレーとキンカンのヘビーローテーションが必須となる府中湖の夏。そこに尋常ではない暑さが加わり、集中力を削がれがちだが、陸王戦士たちは心折れずに全身全霊で戦い続ける。担当セコンド記者たちも同様だ。

今戦は昨季陸王モバイル戦の第2戦と奇しくも同スケジュールとなった7月30日開催。夏の府中湖はローウェイトが予想されたが、フタを開ければ、朝からグッドコンディション連発で、終わってみれば共に好ウェイト。

府中湖は死んでいない。むしろ、また復活の兆しを見せたのだった。

対戦結果は、加木屋“マーモ”守選手が、夏に頻発する小バスに手を焼いた永野“たまらんばい”総一朗選手に戦略勝ち。とはいえ、実に全12尾をキャッチした永野選手のスキルもお見事だった。

早朝5時半スタート、17時ストップフィッシング。11時間超の長丁場、しかも終始30度超の気温の中で戦い続けた両選手にまずは大きな拍手を送りたい(拍手喝采)。

それでは、試合後に行われたクロストークの模様を振り返っていこう。




府中湖定番のサイトは機能せず、共に沖がキー
 



---というわけで、第2戦府中湖は加木屋守選手の勝利です!

加木屋:ありがとうございます! いや、本当にしんどかったす…。

永野:おぉ、すごい! メインはサイトフィッシング?

加木屋:いえ、サイトは1尾のみです。

永野:バックウォーターで?

加木屋:いえ、岬です。基本的には全部沖の魚ですね。

永野:おぉぉぉ!

加木屋:プラでは、沖で浮いてる魚がでかくて、ボトムに着けると小さかったんですよ。だから、浮いてる魚をメインに狙って、小さいのも釣れましたけど入れ替えして、ここまで何とか伸ばせました。朝イチにめっちゃ気になってたんですけど、永野さんはどこをやってたんですか? 僕がプラでノーチェックだった場所だったんで、もしやそこが爆発したのかと…。

永野:いやいや、そこは小さいのが1尾だけ。でも、その後の場所で早い段階でリミットメイクできたんだけど、ほとんどが200~400グラム。まともなサイズも2尾入っていたけど、残りの3尾は午後に1尾だけキロフィッシュに入れ替えただけで止まっちゃった…。

加木屋:あ、そうだったんですか! ちなみに、どんなところでルアーは何を?

永野:メインはスタッガークローのフリーリグ。足下のシャローからストンと落ちるファーストブレイクがある場所で、なおかつシェードが絡む場所。いい場所は入り直して釣れたりもしたけどね。マーモくんは沖を狙ったって、どんな感じで?

加木屋:沖と言っても、めちゃロングキャストするってわけでもないです。ルアーはサイコロラバーのミドストとロングワームのネコリグです。僕が最後にいた場所って、わかりますか?

永野:古バスワンドの岬?

加木屋:そうです、そうです。プラで会いましたよね。そこと、それの対岸に当たる府中湖大橋下の岬がメインです。

永野:大橋のほうは入ってないけど、もう一方の岬は僕も朝に行ったんだけど、先行者がいて…。でも、マーモくんは入れたんだ…。

 


沖のファーストブレイクでエッジ狙いは共通だったが…

加木屋:朝は橋のほうの岬で、キロアップを2尾釣って、別の場所で200チョイを釣って、そこからもう一方の岬へ行って990が釣れて、そこから全然釣れなかったんですよ。4尾4キロ弱でずっと止まってて…。そこで、9時半の尾数発表で、永野さんが5尾揃っているというのを聞いて焦って、さらに釣れなくなりました(笑)。

永野:いやいや、僕が5尾でマーモくんが4尾と聞いた時、ウェイトでは負けてると思ったんですよ。おそらく全部キロフィッシュだろうと。
加木屋:いやいや、僕も超焦りましたよ。ヤバイと思ってバックウォーターへ行ってサイトででかいの釣って、5~6キロに乗せたいと思ったんですけど、行ってみたら工事か何かで爆濁り…。

永野:そうだったんだ!

加木屋:最初は濁りパワーで爆発しないかなと思ったんですけど、全く…。ドリフトクラブ(ジャッカル)でサイトしようと思っていたんですけどね…。で、お昼は田村うどんを食べて、最大魚の発表で永野さんが1470で、僕が1460。さらに焦って、リズムが乱れまくり(笑)。午後は岬に入り直して、1投目も2投目もバレて、3投目でやっと釣れてそれが1300でした。

永野:どんな釣り?

加木屋:ブレイクの沖に投げて、サイコロラバーは完全に中層のミドストで、沖をフラフラしてる魚を浮かせて獲る感じです。ロングワームはエッジでシェイクして誘って喰わせました。

永野:なるほどなー。

加木屋:僕もプラではフリーリグとかやってみたんですけど、小さい魚が多かったんですよね。でかいのも釣れたんですけど、でかいのだけ狙うのが難しくて。で、前日プラでたまたま沖で浮かせていたら、55センチが釣れたんでコレだと。そこからはなるべく沖を触らないようにしていました。

永野:えー、55! マジで! そのミドストって、ホバストみたいな感じ?

加木屋:そうですね、表層に近いです。

永野:確かにブレイクだったよね。時間帯によって群れが変わっていたのかもしれないけど、僕の場合はだいたいブレイクの壁で釣れたよ。

加木屋:そうですよね。だいたい水通しの良いほうにいる感じですよね。

永野確かにボトムをズルズルやると小さいのが喰ってきて、フォールで食うとでかかった。

加木屋:結局MAXサイズは1470ですか?

永野:そうそう。その魚もブレイクのファーストフォールだった。バイトは多かったけど、昼からはシンドかった…。

 
 

太陽の向きで変わるシェード朝は東岸、日中は西岸が定番だが…

永野:昼からのパターンはどうしようかっていうのはプラの段階からの課題で、とりあえずもうシェード側だけを狙っていこうと。西陽で照らされているところは全然釣れる気がしなくて。

加木屋:めっちゃ気持ちわかります。

永野:で、結局は朝釣れた場所に入り直してキロフィッシュが釣れたんだけど、朝に比べて全然バイトが少なくなっちゃって、結局あと2尾が小さい魚のままで終わってしまった…。

加木屋:一緒ですよね、展開は。

永野:僕はマーモくんの胸を借りる気持ちで挑んでいて、経験値が全然別格なわけでどう対抗していくかというのを常に考えて戦っていったんだけど、届かなかった…。

加木屋:僕も昼過ぎは迷ったんですよ。岬は昼から陽が当たって、シェードは西側になるじゃないですか。迷ったんですけど、岬に風が当たってたんですよね。だから、もしかしたらと。で、噛み合った感じです。

永野:あー、そうか、風か! いい感じに当たってたもんね。僕の午後に魚も確かにそうだわ。

加木屋:でも、粘りに粘りました。最初は釣れなくて、シェードのほうが釣れそうだなって思ったりもしたんですけど、頑張りました。200グラム台が1尾残ってたんで、それをどうしても入れ替えたくて。すると、ロングワームでポロッと釣れて6キロまでいった感じです。

永野:いや、凄いね! うん!
 

ボトムの釣りか、浮かせた釣りか
わずかなレンジ差が明暗分かつ


永野:その浮いた魚の釣り方が素晴らしいね。

加木屋:たまたまですよ。

永野:府中湖っていうと、どうしてもサイトが注目されがちだけど、僕は普段からサイトをやらないんですよ。だから、プラ2日間でサイトをやったとしても付け焼き刃になる。だから、いつも通り、地形変化を探して釣っていった感じです。

加木屋:永野さん、初の府中湖でこのウェイト獲るって凄いっすよ。

永野:完全にバックウォーターは捨てた状態で挑んだわけだけど、僕はマーモくんと違ってボトムに着けちゃったんだよね。だから、数は釣れたけど、サイズが伸び悩んだ。いや、そのフワフワとうかせる釣りは気付かなかったな…勉強になりました。

加木屋:いやいや、そんなそんな。僕はみんながやるであろう釣りを予測して、それとは異なる釣りをやってみたらハマったというだけです。だから、先行者が入った後でも釣れた感じですね。

永野:そうか、そこが大切なんだね! これまた勉強になります。

加木屋:いえいえ。僕は何より相手の尾数とか最大魚とかで本当にリズムが崩れたのが反省点です(笑)。

---決勝では、加木屋さん以外のお二人の選手の中間報告を聞くことになりますが(笑)

加木屋:もう聞きたくないです(笑)。けど、頑張ります! もう一度、一部リーグに上がって(伊藤)巧さんに僕の成長した姿を見てもらいたいです!

永野:ぜひ頑張ってくださいね!

加木屋:ありがとうございます!

---灼熱の中、おつかれさまでした! それでは最後にもう一度、両選手に大きな拍手をお送りください!(拍手喝采)
 



(67)17:35 結果発表!


灼熱の第2戦府中湖、およそ11時間に渡る長丁場を征したのは…


加木屋守選手 5尾 6360グラム

永野総一朗選手 5尾 4640グラム


序盤から猛打が続いた両選手の勝負は、加木屋"マーモ"守選手が永野"たまらんばい"総一朗選手を振り切り、勝利の栄冠を勝ち獲りました!

現在お二人のクロストークが盛り上っておりますが、その模様は後日お届けします。お楽しみに。

全国数百万人の陸王ファンの皆様、長時間のご視聴を誠にありがとうございました!

(66)17:00 永野/ストップフィッシング


おつかれさまでした!

「練習の時に暑すぎて、試合で集中できるか不安でしたが、なんてことない、アッという間でしたね。上出来です、最高とは言えませんが。府中湖が初めてで、何も知らない僕のためにプラで時間を割いてくれた仲間たちに感謝したいです。ありがとうございます」。

それでは結果発表会場の滝宮公園へと移動します。

(65)17:00 加木屋/試合終了


見事なゲームメイクで終えた加木屋選手。

「まぁ、7キロ釣ってみたかったけどプラの感じからしたら楽しかったし、上出来です。狙い通りの沖の魚で揃えられたんで納得! これで負けたら悔しいけど、しょうがないっす!」

曇りのない笑顔で結果を待つ!

(64)16:47 永野/ラスト移動場


終了20分前にまさかの移動。15時直前に40グラムup の入れ替えを果たした場所へ。

この移動がおそらくはラスト。はたしてこれが吉と出るのか…。

(63)16:31 永野/本日ラストエリアか


残り30分を切り到着したのは本日3度目となる逆ワンド状のエリア。訪れる度に釣果をもたらしてくれる頼りになる場所だ。

「記者さんから見て、僕は戦えてますか?」。

もちろんですとも!

諦めを一切見せることなく、果敢に挑んでいく永野さん。常に前向きな姿勢はいつしか魚を呼び込むはず。記者個人の見解だが、バスフィッシングとはそういうものだ。

もう1尾、いや2尾を入れ替える時間はまだ存分にある!

(62)16:16 加木屋/prime time


「食った…」

静かに呟いたのち、フッキング。

落ち着いてランディングするとグッドバス!

「これは入れ替わらなそうですね…、いい魚なんだけどな笑」

計測の結果、760グラム!

残念ながら入れ替えなし!

「これだって本来なら貴重なんだけどな! でも魚入ってきてる! まだ諦めねーぞ!!」

(61)16:12 永野/「昔、"古"い"バス"が沈んでいたそうです」


永野さんが地元アングラーから仕入れたトリビアを聞きながら、現場へ到着。

「(スタッガー)ローラ届くかな? んー、さすがにムリか…。何回か投げて届かなかったら、移動します」。

対岸が形成するシェードまでは、どうにも遠すぎる…て、えっ!? 届いた!

対岸オーバーハングの上を突き破り、水面へ着水! ローラ、凄っ!

(60)15:58 加木屋/信じた通り!


サイコロラバー、ハッタクローラー、スワンプスキニーとローテーションし、待望のヒット!

またまたパワフルなロングファイトの末上がってきたのは、針傷一つない美麗バス!!

42センチ、1150グラム!
レインズスワンプスキニーLの2グラムネコリグ。

「これで6キロいったろ!? よし、よし、よし! もうここまで来たら7キロやってみたい! 完全に旬の場所を捉えてますわ!」

(59)15:40 永野/朝イチエリアへ


最後の休憩明けは、朝イチに入った西岸エリアへ。

朝は東から昇った太陽の光を浴び始めたエリアだったが、現在は西へ傾き始めた太陽のおかげで、足下が広くシェードを形成している。

ストップフィッシングまでの1時間半弱をこの場に捧げるのだろうか。

現在はコイケシュリンプマグナムのネイルリグでファーストブレイクを丁寧にサーチ中だ。

(58)15:15 永野/たまらんばいのマグナム占い?


「釣れる、釣れない、釣れる、釣れない…(中略)…釣れる!」。

休憩中はコイケシュリンプマグナムの全身に生えた突起をテール部分だけにチューンすべく、花びら占いなう。

うむ、また釣れます! きっと!
 

(57)14:59 永野/休憩入り間際に執念の1尾入れ替え!


31,5センチ、380グラム!

わずか40グラムの入れ替えだが、希望を捨てることなく最後まで諦めない気持ちが呼び込んだ1尾!

この勢いを休憩明けも持続したい。最終タームは立ち上がりが大事だ!

(56)14:36 加木屋/夕方に備えて…


休憩時間10分前にもかかわらず移動!

あの連発岬へ向かう模様。

「やっぱあそこのパワーは諦めきれんす! どうせ30分休むんだし、今の10分を捨ててもあの場所へ行き、一投でもしたい!!」

ヤングライオン、ラストスパートは向け滾る!!

(55)14:36 永野/「あ! マーモくん号!」


ブラック&ブルーの派手なラッピングは加木屋選手の愛車。ベース車はランドクルーザープラド70系で、奇しくもたまらんばい号と同じだ。

「あ、マーモくんが府中湖大橋を通過してる! あの有名なマーモくんが僕なんかと必死に戦ってくれてるなんて、本当にうれしいことですよ。本当にありがたい」。

「高い壁」と朝から言い続けてきた加木屋選手を越えなければ次には繋がらない。

あと2時間弱、集中力MAX で挑み続ける…と、休憩入り間際に何と!

※画像は昼休憩時の1カットです。

(54)14:36 加木屋/夕方に備えて…

先程の連発エリアを今日の最後に持ってくるべく、エリアを移動。

シェードサイドになる対岸の岬へイン。
 


「もう夕方人さえ入らなければあそこは釣れる気がする。だから、その間他をつぶしに行きます。こっちはシェードサイドなんで魚が入ってきてるかも。あー、めっちゃギル浮いてますねってきた!」
 


「ノンキーだ、やっぱりこっちは魚が小さいのかなぁ」

(53)14:15 永野/14時フィッシュで入れ替え!


ローラやマグナムを対岸までぶっ飛ばすのは、この8月にリリースが予定されている『マッカ レッドシグネイチャーHUMC 73HST /RS 』。

「ヘビキャロやディープの漁礁狙いに使いやすいストローク。琵琶湖の釣りが活きた! よし、あと2本!」。

2本と言わず、もっと釣ってもらってもOK ですよ!

(52)13:53 永野/14時フィッシュで入れ替え!


対岸が形成するシェード内にあるシャローからファーストブレイク下までを探るも反応なく、手前側のブレイクを探ると…何とヒット!

「ッシャー! (コイケシュリンプ)マグナム! 惚れ直したよ!」。

44センチ、1110グラム! おし、この勢いであと2尾も入れ替えだ!

(51)13:45 永野/「ローラとマグナムじゃなきゃ獲れない魚がいる!」


スタッガーローラ(+スカート)、コイケシュリンプマグナム(+ネイル)共にノーシンカーで、これから挑むのは遥か彼方の対岸。

「シンカーを重くしたからといって、他のリグやワームでは到底届かない対岸を狙います」。

どんだけ飛ばすのか!?
 

(50)13:40 加木屋/続々!


「ボトム釣ったらサイズ下がりました笑」

27センチ、270グラム。
僅かに入れ替えに成功!
ヒットルアーはハッタクローラーネコリグ。

「どんだけ魚いるんだ、ココ!」

ふと、記者は思った。

今回の試合、ジャッカルルアーが出てこない…。

だが、それでいい!!

ジャンル、メーカー、ノーリミット!

マーモのビッグショットを乞うご期待!

(49)13:30 加木屋/ついに!!!


3分以上のロングファイトの末、上がってきたのは45.5センチ、1310グラム!

サイコロミドスト一閃!!

「よっしゃぁぁっ!!」
長きに渡る不調のリズムを断ち切る1尾に吠える!!

「連発しすぎ!! これ今入ってきてんぞ!!!ヤバいヤバい!!」

ヤングライオンに追い風、吹き荒れるッ!!

(48)13:08 加木屋/三連発!


またもバイト!!

そして強烈な引き!!!!

鳴り止まぬドラグ、立ち位置上走られたくない方向への突進にはブレイク覚悟でスプールを押さえつけてファイト!!

すでにファイトして2分半…!!

三度目の正直で獲ってくれ!!!

(47)13:08 加木屋/またも…


ティップが揺れたのがわかるほど、明確なバイト。
のちにフッキング!!

「よっしゃ!!!」

重々しい引き、またもサイズは良さそうだと思った刹那…

「今度はバレた…。なんでだよ!! ヤバい完全にリズム狂ってる」

陸王の魔物が加木屋選手を蝕む。

(46)13:08 加木屋/リスタートは


大橋南東の岬。

ここで対戦相手の最大魚発表!

永野選手、1470グラム!!

「デカいっすね…あ、食った!!」

強烈に引き込まれるリボルテージロッド!

「やばい!あっ…」

なんと痛恨のラインブレイク。

「なぜかわからないんですが、ドラグを緩めようとした時にカバンを下ろそうとしちゃいました…。やっぱ、僕中間発表苦手ですわ。動揺したんでしょうね。でも絶対釣り返す!!」

リボルテージのヤングライオン、リズムを取り戻せ!!

(45)13:08 永野/対戦相手の最大魚発表


加木屋選手の最大魚は、1460グラムです。

「ん? んー…あ、こっちのが10グラム重いんですね。うーん、これはどういうことなんだろう? もしかしてマーモくんも僕に近い釣りをしているのかな。いや、慢心してはいけない。常にネガティブ考えておかないと。既に5尾、それもすべてキロフィッシュで揃えてるとしたら、少なくとも5キロ、6キロいってる可能性もある」。

そうなると、午後の展開は?

「3尾のキーパー(260、340、410グラム)をキロアップへ入れ替えること。それしか考えていません」。

脳内イメージが実現すれば6キロ超も可能だ。いざ、後半戦へ挑む!

※画像は本日のランチタイムでお世話になった『こだわり麺や綾南店』。ルアマガ関係者の間では『陸王公式うどん店』の通称で知られている。

(44)12:30 加木屋/陸王麺


府中湖の昼といえば…
たむら!!!!

やすい、はやい、うまい!!

暑〜い夏には、冷たいぶっかけが最高です!

(43)11:41 永野/岸沿いを進めなくても飛び道具があればよい


狙いは言うまでもなく、シェード+ファーストブレイク。足場がなく、これ以上進めないとなってもキャストすれば効率よく攻めることができる。

「これからの時間、かなり厳しいです。プラの感触だと…。とはいえ、僕の府中湖経験は今日が3日目ですけど(笑)」。

暑くて釣れないと思いがちな時間帯こそ、巨大バスが出る。そんなことも少なくない。

大切なのはこの暑さに負けないフィジカルとメンタルだ。

フリーリグから、コイケシュリンプビッグのノーシンカーへとスイッチして、よりスローなアプローチへ。

(42)11:27 永野/綾川UNDER THE BRIDGE


涼しい! 釣れる! …けど、小さい!

ヒットルアーはまたしてもスタッガークローのフリーリグで、カラーは『まんでクロー』。

まんで???

「淡路島の方言で『VERY 』(=とても)の意味らしいです」。

あ、中京エリアで言うところの『でら』と一緒ですね。

現在の最軽量フィッシュが260グラムのため、この220グラムはキーパーながら入れ替えならず…無念。

(41)11:06 加木屋/フラッシュバック


記者にとって辛い思い出が蘇る場所。

ここはかつて陸王レジェンドでタクイトーが粘った崖。

写真では伝わりにくいが、60度ぐらいの傾斜になっており、クルーの立ち位置は常に爪先立ちのような姿勢になるため、足が破壊されるのである。

「ここは最高の場所にティンバーが刺さってるんで、バスがいくらでも刺してきそうな感触はありましたね」

ファイボス3インチのダウンショットでアプローチ?

(40)11:03 永野/手前がダメなら対岸だ


「日陰しか撃たない感じです」。

これまで足下のシェード&ブレイクをアップヒルで探ってきたが、こんな場所では対岸ブレイクをダウンヒルでチェック。

「通すコースが限られますけど」。

スタッガークローのフリーリグが上がっていくか下がっていくか、どちらに反応がいいのかも見極めることも可能。永野さんはひとつひとつ焦点を絞り込んでいく。

(39)10:25 永野/スタッガーワイド3,3のヘビキャロ場


「こーいう場所だと気持ち良く釣りができますね」。

先程までのヤブ蚊王国とは異なり、景色は美しく、心が和む。

「毎回のことですけど、勝負事って本当に楽しいですね!」。

琵琶湖艇王に2年連続で予選出場して、それ以来の勝負が今回となる。

「今回こそは勝ち試合を見せたいところです!(笑)」。

ぜひとも!
 

(38)10:25 永野/ヒットルアーはネコリグでした


「僕の陸っぱりはまだまだシロートレベルです。今回はマーモくんに胸を借りるチャレンジャーです」。

琵琶湖では超一流の人気プロガイドとして知られるが、岸からの釣りは経験が浅いのだという。

「この場所はどこまで粘るべきなのか、とかを読めない。いつも通りにフレッシュな魚だけを拾っていく釣りが、府中湖に合っているのかどうかはわかりません」。

とはいえ、行く場所行く場所で釣果を上げていく永野さん。

「陸っぱりっぽい絵になりますか、これ(笑)」。

残念ながらノンキーだったが、実にお見事!

(37)10:12 加木屋/えええ!?


最上流、琴電エリアへ。
しかし、謎の濁りが蔓延。

「うわ、なんだこれ!! 昨日までクリアだったのに。雨では無いから、田んぼかな…。これはプラスに働くのか…? 濁りでテンション上がった魚もいるかもしれないので一応チェックします。なんだよ、もうー!!」

中間報告からややリズムを崩している加木屋選手。

立ち直る1尾が欲しい!

(36)10:01 永野/バスの気持ちがよくわかる


高速道路下は大きなシェードが形成され、灼熱地獄とは無縁で、涼しい風も吹き込むし、ヤブ蚊もいない。できれば、ここから一歩も動きたくない(願望)。

永野さんは画像の右端に。足場が高いところですが、ランディングネットを置いたまま右奥へとズンズン進んでいってしまったようですが…。

(35)09:55 永野/神のお告げ?


通算4カ所目となったのは、本湖東岸の岬回り。ベストポジションには先行者アリのため、やや上流側からのエントリー。

記者はなぜか、昨日の時点から、永野さんがここに来るであろう映像が頭の中に流れていた。イメージ通りなら、ここで一発があるはずなのだが…。

「ハイ、移動します!(笑)」。

あら…。

(34)09:54 加木屋/リミットメイク!


滝宮公園から上流へ。
キーパーサイズのスクールにアプローチし、なんなんかキャッチ!

これで加木屋選手、リミットメイクだ。

「永野さんの釣果を聞いて焦ってますね。こんなのを狙いにきてるんじゃないのに」

陸モバのこの特殊ルールがメンタルに左右している模様。

(33)09:38 加木屋/最初の中間報告


9時から30分の休憩後、向かったのは滝宮公園。

対戦相手の永野選手の尾数を発表。

5尾です。

「え!? うわ、動揺してキャストミスった! 5尾ですか!? 僕まぁまぁギリギリなのに、朝相当ハニースポットあったんですかね? うわ、これまぁまぁ釣らないと勝てないかもしれないっすわ」

加木屋選手、この報告を受けてどう立ち回るか??

ワムワムを遠投し、シェードに入れていく。

2014年の奥田学さんのパターンだ。

(32)09:31 永野/「まったくもって油断はできない」


両選手、9時時点の尾数発表タイムです。

加木屋選手、4尾です。

「んー…ヤバいですね」。

5尾リミットメイクかつ入れ替えもしている永野さんだが、苦悶の表情。なぜ?

「普通にマーモくんが4尾釣ったのであれば、すべてキロアップだと思うんです。どんな釣りをしているのかはわかりませんけど、サイトだとしたら確実に4キロ…いや、5キロを越えているかもしれませんね」。

なるほど、読みが深い。

休憩明けは、休憩前と同じ場所へ戻り釣りを開始。

(31)08:57 永野/入れ替え2回目!


31センチ、260グラム!

わずか20グラムだが、積み上げた!

「体勢がきつい…これ、釣りですか?(笑)」。

かつて陸王一部リーグで伊藤巧さんも同様のコメントをしていた記憶が…。

(30)08:54 加木屋/ベイト投入


中流域の島周りにて、本日初のベイトタックル投入。

島周りの地形変化をDBユーマ21グラムヘビーキャロライナリグで探る。

まるで4年前の陸王決勝で伊藤巧が見せたヘビキャロのごとく…!

「巧さんの映像で勉強しました」 あ、やっぱり!!

(29)08:45 永野/入れ替え1回目!


31センチ、410グラム!

現在の最低ウェイトが4尾目の230グラムのため、180グラムを積み上げ!

小さなことでもコツコツと。大切です!

(28)08:30 永野/シェード + ファーストブレイクの徹底


「ブレイクの中でもよりストンと激しく落ちる場所。その壁沿いを魚は回遊しているイメージです」。

本日3カ所目へ移動。このオーバーハング下の中ほどで一気にかけ下がっていることをプラで確認しているのだという。

府中湖と言えば水質が比較的良く、魚が見えることも少なくないため、効率重視でサイトフィッシングに頼りがち。

しかし、永野さんは「サイトが得意じゃないってのもありますが(笑)」と自嘲するものの、本来のバスフィッシングを今回は披露してくれている。

「とりあえずここまでは上出来。昨日コケて竿を1本折ってしまいましたけど(笑)、プラは間違いじゃなかった…きた!」。

入れ替えフィッシュか!?

(27)08:30 加木屋/小移動


「もう1尾釣りたかったけど、ダラダラ居続けてもだめなんで移動します!」

移動した先はぱっと見変化に乏しいワンドの奥。

「ここにスタンプがポツンとあって、前にいい思いしたことあるんで行きがけの駄賃になればと」

(26)07:57 永野/ここまでの釣果は全てスタッガークロー!


「フリーリグでブレイクを斜めに効率よく引いてくる釣りです。プラではいろいろなワームを試したんですけど、これが一番喰ってくるなと」。

今戦の現時点でのMVP は、スタッガークロー(ハイドアップ)。カラーはグリパンで4尾、シニカケギルで1尾。

「完全に回遊のタイミングがハマるかどうか、ですかね。またあたった!」。

画像はこのエリアに入った直後にバイトした際のスタッガークロー。ハサミを持っていかれた状態だ。

(25)07:48 加木屋/4本目!!


41.5センチ、990グラム! レインズスワンプスキニーのネコリグで。

「ハッタクローラーだと長過ぎる感じがしたので、少し短いスキニーで食いましたね」
 

「この魚を釣るちょっと前にワームの両端を食いちぎるバイトがあったのでもう少し丁寧にやらないとダメですね」

(24)07:35 永野/リミットメイク!!!!!


「沖のブレイクで食わせて寄せたけど近くで抜けて、誘い直したら足下でまた喰いました!」。

そんなことってある!? もしかして陸王の神様が、永野さんに降臨した!?

45センチ、1210グラム!

ここからは200~300グラム台の3尾を入れ換えへ!

(23)07:30 加木屋/シェードサイドへ


朝イチのエリアが見える下流側へとイン。

「昨日はここで50くらいの釣りました。僕からみて左側ストンと深くなっていて、右側が浅くなっているので良い地形してます。ここで2尾釣るまでうごかないくらい粘りたいです」

ルアーは変わらず、先鋒ハッタクローラーでサーチ、次鋒サイコロラバーで食わせにかかる。

(22)07:30 永野/4尾目もスタッガークロー!


「全部、浅いところから深くなるのが、水面から見えなくなるくらいのところです」。

25センチ、230グラム!

「あと1尾でいちおうリミットですね(笑)」。

まずは揃えておきますか!

(21)07:18 加木屋/救いの場


シェードサイドになる対岸へ再び向かう道中、寄り道を。

「ここって、陸王で必ず誰かいい魚釣りますよね。俺にも連れて欲しいな」

陸王あるあるの定番スポット、果たして加木屋選手に微笑むか?

(20)07:13 永野/3尾目もスタッガークロー!


27センチ、340グラム!

「さっきの大きいのはファーストフォールで喰いましたね。この魚はボトム」。

連発モード突入!

(19)07:09 永野/2尾目もスタッガークロー!


「この釣り、間違ってなかった!」

47センチ、1470グラム!
 

「手が震える(笑)。これが陸王ってやつですか!(笑)」。

この記事を更新していると、またヒット! お次は!?

(18)07:07 永野/「喰った!」


「今回はファーストブレイクの下からアップヒル。これがメインです…ん?」。

解説しながらキャストしたスタッガークローのフリーリグに異変!

「でかいっ!」。

キターーー!

(17)07:01 永野/たまらんばい厳選の府中湖BOX


移動した先でまずはリグり直してから現場へ向かう模様。

BOXを見せてもらうと…太っ! 俵型おにぎりかと!?

「スタッガーローラですね。これでしか届かない対岸も狙うので」。

何と2,6インチで26グラム! はたしてどんな場所へ向かおうとしているのか?

(16)07:00 加木屋/三尾目!


ブレイクの下から食い上げ!!!

キーパーギリギリの25センチ、230グラム!

「完全に入れ替えサイズですけどとりあえず3キロいきましたね! よしよし! というか、滝汗…7時でこんなに暑いとかヤバいですよね」

中年記者は朝起きた段階で滝汗でありました。

(15)06:48 加木屋/対岸へ


対岸へやってきた加木屋選手。

「9時くらいになるとカヌーの練習が始まって魚いなくなっちゃうんでその前に触っておこうかと」

ハッタクローラーで岬周りを丁寧に探る。

(14)06:41 永野/バイトは多発!


「アタリは多いんですよ。けど乗らない。魚が小さいのかな。大きい魚がいたら、普通は大きいのから喰ってくると思うんですけどね。ん?」。

沖でボイル? フリーリグからトリプルインパクトへスイッチしてキャスト。はたして結果は…。

「移動します!」。

はい!

(13)06:25 永野/キーは太陽にアリ


6時を過ぎた段階で既に強烈な日差しが射し込み、体が汗ばんでくる。

「プラで見つけたやりたい場所の中で、ここだけ西岸。朝やっておかないと、早い段階で暑くなってしまうんで。逆に他の場所は東岸だから、後からでもいい」。

なぜこのエリアを朝イチに選んだのかの問いに永野さんはこう解説。

「今回はシェードが最も大きなキーになりますね」。

気力を削がれる暑さとの戦いを制することも、今戦のキーのひとつだ。

(12)06:22 加木屋/2本目もスーパーキッカー!


46センチ、1450グラム!!!
またしても加木屋選手、強烈な一打を放ったッ!

「コレっすよ! 本湖系のヤバい魚! 魚が浅いところにさしてフィーディングに入ってますね! さっきも撃った場所なんですけど、気になって間を空けてから撃ったらやっぱりいました!! これはうれしーーわ!!!」

ヒットルアーはハッタクローラーの2グラムネコリグ!

(11)06:20 加木屋/これは!?


「食った!!」

フッキングと同時に強烈な引き!!

「これはナマズかな!? ヤバい、切れる…!!」

そして、激しいジャンプで水面を割ったのは…

「バスだ!!!!!!」

またもビッグサイズ!!!

獲れるか、マーモ!!!

(10)06:10 加木屋/強烈な一本目!


激しい攻防の末、1尾目はなんと50アップ寸止めの49.5センチ、1460グラム!

サイコロラバーのサイトで見事!!

しかし、なぜアプローチまで間を空けたのか?

加木屋選手の背後に注目していただきたい。

「レイダウンがガッツリ入ってるんで、ここを通過するのを待ちました。 かけてからそっちに走られたら獲れないと思ったので。でも今回の試合は落ち着いて臨む!って意識してたからできたことですね。 巧さんと戦った時にはできなかったことです笑」

(09)06:09 加木屋/これは…!!


突如、加木屋選手の目の前に巨大なバスが現れる。

しかし、投げずに見…。

3秒ほど静止のち、キャスト。

一閃!!

リボルテージ64ULがブチ曲がる!!!

(08)06:08 永野/2尾目…!?


「これは…んー、足りない」。

21センチ。

ノンキーパーとはいえ、連発! 良いペースだ!

数を釣って大型を混ぜていきたい!

すると!!!

(07)05:57 永野/いきなり1尾目!


「キーパーないかな…いや、あった!」。

26センチ、240グラム! 幸先の良いスタート! 

朝の1尾は身体にリズムをもたらす。さぁ、連発モードへ!

すると!!!

(06)05:54 加木屋/ちょっと攻め方かえてみます


「ちょっと攻め方変えてみます!」

そう言って取り出したのはサイコロラバー。

ネイルシンカー0.9gを挿入し、中層をミドスト。

すると一投目でヒット!

「うわーノンキーだ! 測らずに逃します!」

サイコロのミドストとは一体…!?

「カニ(ドリフトクラブ)もそうなんですけど、最近は曲がらないワッキーに対しての魚の反応が良いと感じることが多いんです。サイコロも面で水を押してくれるんで…と思って昨日試してみたら50アップが食って…(汗)。その魚は結構ヒントになる気がしたので要所で入れてこうと思います」

(05)05:51 永野/ファーストスポット到着


「僕はホームの琵琶湖でもほとんどサイトフィッシングはしません。なので、先に言った府中湖3戦略のうち、必然的に『カバー』か『沖の地形』かに絞られます。特に今回は後者がメインですね」。

ここも沖の地形がキーになる?

「はい。と言っても、チョイ投げで届くファーストブレイクです」。

スタッガークロー5グラムフリーリグでまずは挑む。

すると!!!

(04)05:48 加木屋/朝イチは


府中湖大橋南側の岬へイン。

水通しを意識し、岬の浅い側、深い側を丹念にチェック。

ハッタクローラー2.2gネコリグで探るとバイトはあるがならない模様。

「ノンキーがすごく多いんですよね。だからサイズを狙う意味でも長いワームはいいと思うんですが、太くなるとバイトそのものが減るんでフィネスとのバランスがいい感じです」

(03)05:35 第2戦府中湖、いざスタート!


最高気温36度予報、今年最も暑くてアツい陸王モバイル第2戦が今始まろうとしている。

舞台は四国の岸釣りシーンを牽引する香川・府中湖。スタート地点はランドマーク的なスポットとして知られる滝宮公園。この後、両選手は思い思いの場所へと散っていく。

左 永野総一朗選手、右 加木屋守選手。

説明するまでもなく、バス界で大活躍中のお二人が正面からぶつかり合うガチンコ勝負。ストップフィッシングの17時まで貴兄は当サイトから目が離せない。

いざ、戦いの火蓋が切って落とされる!

(02)05:00 加木屋/プラの感触


「いやぁ、とにかく暑いっす…。気温も連日35度とかで、雨もしばらくない状態が続いているんで、バスが完全に涼を求めてますね。

そうなるとバックウォーターがよやそうなんですけど、バスがいるのはおそらく対戦エリア外が1番魚が多そうでエリア内だと普段流れてるところの動きが止まっています。

しかもいるバスはみんな天才級。陸王レジェンドの影響でしょうね、バスがみんなビーブル知った顔になってます(笑)。

本湖は地形絡みでサイズはまずまずですが形がいいの狙えるんで、まずはナイスリミット揃えてからバックウォーターへ勝負したいなというのが現段階のプランです。

対戦相手の永野さんは、いつもたまらんばい高菜にお世話になってます! 実はショーで挨拶する以外あまり面識なかったのですが、前に僕が琵琶湖で釣りした時に全然釣れなくて、でも永野さんはめちゃめちゃ釣ってきたんで、対戦相手としては怖いですよね。

陸王はかつて、巧さんに負けて以来のチャレンジ。僕も巧さんほどじゃないかもしれませんが、あの時負けて人生変わった感はあるので、また巧さんと戦えるように陸王モバイル勝ち抜けたいと思います!」

(01)04:30 永野/プラクティスの手応えは?


「サイズを問わず、魚の数は多い。そんな印象です」。

永野さんな府中湖の印象をたずねると、開口一番で景気の良い話を聞くことができた。プラではかなりの好印象を受けたようだ。

「とはいえ、サイズは特大とかはなく、良くて1キロあるなし。目標ウェイトは5尾で5キロといったところです」。

例年、夏の府中湖戦はローウェイトが懸念されるところだが、これは期待が持てそうだ。

「府中湖の戦略って、大きくわけて『サイト.カバー.沖の地形』だと思うんです。僕は…」。

はたしてどんな戦いを魅せてくれるのか。スタートはもうすぐ! 現在絶賛準備中!

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