【試合後対談】陸王MOBILE2022第2戦 加木屋守 VS 仙石快(再戦)


前回スコアレスドローに終わった加木屋守VS仙石快の戦い。

フィールドを変えて再選が行われたこの戦いも、ようやく終止符が打たれ、加木屋選手が決勝へとコマを進める形になった。

それでは緊迫したこの試合を対談で振り返っていこう。


――「陸王モバイル第二戦お疲れ様でした」

加木屋「お疲れ様でした」

仙石「お疲れ様でした」

――それでは結果発表お願いします。それではお互い結果を見てください。

仙石「うわーちゃんと釣ってる! すげー」

加木屋「きつかったねー」

仙石「いやー、きつかったですね」

――「陸王モバイル第二戦の勝者は加木屋守選手です」

仙石「おめでとうございます。対戦できただけでも良かったです」

加木屋「良かった。気になるね。場所がすごい気になるね」

仙石「場所がすごい気になりますね。ほぼほぼだって朝から、いつでしたっけ最後、3時ぐらいでしたっけ」

加木屋「そう。それは揃ってから行った。揃うまでは他の場所にはあまり手を付けないでおこうかなと思っていて、でも途中3匹で、朝の開始1、2時間ぐらいで最初3匹釣れて」

仙石「そうですね。朝の休憩の時には3匹って聞いていたので」

加木屋選手は午前中に一気に釣果を重ねた。



加木屋
「そうそう。それがさ、将監の一番どんつき」

仙石「あー」

加木屋「一番どんつきの、池みたいになっていて、プラからそこはよくて、初日よくて、これ釣りこんだらリミットメイクまで行きそうだなと思って、2日目は全く違うところやったの。だからバッティングしまくったでしょう2日目、プラの時」

仙石「はい」

加木屋「あれは有名どころをいっぱい回って、なんかデカいのが釣れる方法無いかなと思って、いろいろ考えていたんだけど全く釣れなくて、長門川もめっちゃやったし、将監のボトルネック、光大郎さんがいっぱい釣っていたあそこもやったけどダメで、なんか利根川の水がバスが嫌いな気がして、すごく反応が無くて、逆に水が動いていないところは、割と釣れるというのが将監のどんつきで」

仙石「なるほど」

加木屋「ただ、水が動かないから、サイズが選べないという。たまたまフラッと来てるデカいのがいるぐらいで、基本的にはちっちゃいから」

仙石「それ見えるの?」

加木屋「いや見えない。基本的には見えない。でも釣っていて分かるんだけど、大体500グラムぐらいで。だからこれはリミットメイクを揃える以外は難しいなと思って、雨で濁っていたりしたから、見えバスも見えにくいなとか思ったりして、なかなか狙ってデカイの釣ることは難しいと思って、今日はリミットメイクをしに行こうと。だから朝直行して3匹釣れて」

仙石「なるほど」

加木屋「でも今日の昼、めっちゃ暑かったじゃん。だからそれでなかなか食わなくて、その昼の間9時から3時ぐらいまでは迷走して、手繰川も行ったし」

仙石「えー、バッティングしてないですね」

加木屋「そう。ちょっと長門も触ったけど、やっぱり釣れないってなって、ボトルネックは一回行った。その時にはノンキーが釣れた」

仙石「マジすか」

加木屋「そう、僕の釣りでは水が流れているところは僕の釣りでは嫌っているなと思ったから、夕方最後にまたどんつきいって、リミットメイクしようと思ったら、3時の休憩前に1匹釣れて、休憩終わった後にもう一匹釣れてリミットメイク」

仙石「マジすか。結構迷走してた時間があるとは思わなかったですね」

加木屋「そう。9時から3時までは迷走して、でも全部パワーフィネスと1匹スクーパーフロッグ。でも基本的にはビークでカバー吊るして釣る。あとはヤミーのネコで釣って、リミットメイクっていう感じだったんだけど、でもやっぱりデカイのなかなか釣れなかった(笑)。逆に快くんどこで釣ったの?」

仙石「僕、1匹目はセブンイレブンからちょっと上流に行った、ちょろちょろって流れている水門でサイキラ115で釣ったんですけど」

仙石選手のファーストフィッシュは31cm/500gのボラ喰いバス。


加木屋
「え、マジ?」

仙石「プラクティス、サイキラとアラバマとサカマタで、長門将監でしか反応なくて、サイキラも針じゃなくてウエイトにしてて、全部で7バイトぐらいあったんですよ」

加木屋「え!マジで!」

仙石「で、これ絶対いけるんじゃねと思って、それがローライトパワーなのか天気かなんかで、今日雲一つない快晴だったじゃないですか」

加木屋「そうだよね」

仙石「あれでもうボラ食っている魚がどっか行っちゃって、多分それはシェードになっちゃったと思うんですけども、それがもう見失って、迷走しまくって。で、一発バッティングしたところでパワーフィネスでエグダマタイプ2にジャスターフィッシュを対岸に吊るして」

加木屋「それで釣ったの?」

仙石「はい」

加木屋「マジで?」

仙石「釣れそうだなと思って、カバー際ひゅいひゅいって泳がせたら、ラインがスーって横に走ったので食ってるわ!みたいな」

加木屋「それが600グラムぐらいか」

仙石「そうですね。それが600ですね。でもプラクティスと同じ天気だったらなとか」

加木屋「そうだね。ローライトだったから、どんつきはバイトがすごい多かったし、スクーパーフロッグのスイミングでめちゃめちゃ反応があったんだけど、やっぱり今日は反応が無くて、スクーパーフロッグのスイミングに。だからカバーの下にナーバスで浮いている奴を無理やりパワーフィネスで食わすというので何とか5匹かき集めて、このウエイトって感じだったから、快くんがボトルネックやっていたから、あそこでいいの一発抜かれたら終わりだなと思って」

仙石「あそこプラの時にバスを何回か見たんですけど、絶対にキロ超えているじゃんていう40ちょいちょい見たいなやつがフラフラっと泳いできて、反転流でステイして、そこに消えてボイルしてみたいな。これ行けるやろと思っていたので。絶対に入りたいなと思っていたんですけど、そいつが消えましたね」

加木屋「なかなか食わなかったよね」

仙石「全然食わなかったですね」

加木屋「そっか、でもあの沈船にサイレントキラー?」

仙石「そうです。キャストで沈船に当たっちゃったかなと思って、チョンチョンってあったら出て」

加木屋「朝すぐ?」

仙石「すぐですね」

加木屋「マジか」

仙石「すぐって言ってもセブンイレブンの下のところやって、橋の下やって、その後なんで」

――マーモさんの一本目とほぼ同じタイミングでした。

仙石「へー。どんつきだったんですね」

加木屋「そう、水が動いてないところの方が、やっぱりバスは多かった気がする。寒暖差も激しかったし、流れの増減水も激しかったし、バスがそれについていけないのと、冷たい水を嫌っている感じがしたから、水が動いてないところをやったら釣れたという感じで、水門とかもセブンのところとかもそうだし、水が流れているところが全く釣れなくてプラで。逆に止まっているところしか反応がなかったから、止まっているところをメインにやっていったという感じですね。逆に反応あった?あのセブンイレブン」

仙石「セブンイレブン、今日は無かったですね」

加木屋「プラはあった?」

仙石「プラは3発ありましたね」

加木屋「マジで」

仙石「サイキラで橋の下と、橋の下に木がボヨンってなっているじゃないですか。あそこで、下で2発、木のところで1発で、これ絶対バスだわ見たいな」

加木屋「いや、釣り方ですね。僕もブラストボーンやりましたけど、そこまで食わなかったから、そういう釣りは無なのかなと思ったけど、確かにセブンイレブンのところボラいっぱいいるもんね」

仙石「そうすね。沖でボイルしているのは100%シーバスじゃないですか。シーバスをしこたま釣ってプラの時に。ちょっと遊んでいたんですけど、こんなことしている場合ちゃうなと思って。で、岸際のところとかやると、浅いところからすっ飛んでくるんですよ。足音とかさえ気をつければ、絶対にバイトしてくるみたいな感じで、行く場所全部とは言わないですけど、ほとんど反応があったのと、将監の狭い橋の下の反転流になるところがあるじゃないですか。あそこも毎投アラバマ入れると出てくるんですよ。バスが出てきてプラの時に、これ行けるだろうと思って、ルンルンで行くじゃないですか。行くタイミングで毎回誰かがいるという。オーマイガーとか言って、釣れなかったですね」

加木屋「俺アラバマ、ボトルネックは一回食ってきたプラで。でも今日も朝ガンと冷えたし、昼は暖かかったから、ベタ凪だったじゃん。アラバマはパワーダウンしそうだなと思ったからやらなかった」

両者とも、プラとは打って変わってのハイライトコンディションに苦戦する形に。

仙石「アラバマは今日将監ぐらいかな、やったのは。流れがあるところはバマで、緩やかになっていればサイキラみたいな」

加木屋「バマはただ巻き?」

仙石「バマストですね」

加木屋「あの壁側?」

仙石「壁というか光大郎さんがネコリグとかで釣っていたところ」

加木屋「あの反転流で?反転流でアラバマ食ってきたの?」

仙石「反転流にメインの流れから入れてくると絶対に食うんですけど、プラの時は張折っていたので、乗るかなーぐらいで」

加木屋「なるほど」

仙石「多分針つけてやっていたら、釣れちゃうぐらいの勢いのバイトでしたね」

加木屋「俺も何とかそろったから良かったけど、ベースは快くんのほうがデカいね」

仙石「いやーどんつきだったか―。僕どんつきも一応プラの時にやったんですよ。堤防に止めて歩いて」

加木屋「一番最奥まで行ったの?」

仙石「護岸のところ?」

加木屋「そう」

仙石「護岸のところしかやっていないですね。護岸のところやって、あとはインレットというか流入のところ、すごく浅くなっているじゃないですか」

加木屋「あそこ見えバスいっぱいいたよ」

仙石「マジすか」

加木屋「プラで。でも今日は1匹も釣れなかった」

仙石「初日のプラですか」

加木屋「初日」

仙石「初日はいかなかったですね。初日はとりあえずめぼしつけていたところ全部見て、夏によさそうなエリアから、冬も行けそうなところまで全部見て、結局長門将監しか釣れないなと思って」

加木屋「多分初日に見てたら違ったね。俺も初日に行ったのが良かったと思う」

仙石「僕、初日に見えたのが印旛沼とかで」

加木屋「マジで(笑)」

仙石「次の日に会って、工事中になってましたって」

加木屋「あ、言っていたね。それが印旛なんだ」

仙石「あれが印旛なんですよ。40ぐらいのが3、4本流入の河口で止まっているところがあって。工事とか始まるなよと思って」

加木屋「(笑)そうか、でも何とか勝てた感じだね」

仙石「すげー悔しい。おめでとうございます」

加木屋「もうね今回、このリターンマッチやらせてもらったので、絶対に本戦行ってくるわ(笑)」

仙石「いや兄貴頼みます」

加木屋「快くんの分も含めて。これが面白くてさ、たまたま、これ使えるか分からないけど、今回泊まったホテルに巧さんがいて」

仙石「えー」

加木屋「オールスターのプラで。これは僕、本線に帰ってこいということかと思って」

仙石「いやそりゃ快活泊まってたらダメだ~」

加木屋「(笑)なんかパワーをもらったんですよ巧さんに。マーモお前勝てよみたいな。それは負けるわけにはいかないじゃないですか。だからもう死に物狂いでかき集めてきました」

仙石「かなわなかった」

加木屋「なのでチャンピオンカーニバルも頑張ってきます」

仙石「頑張ってください」

加木屋「お願いします」

仙石「帰ったらまた飯行きましょう」

加木屋「そうだね。長良川で釣りしようか」

仙石「はい」

加木屋「ありがとうございました」

仙石「ありがとうございました」

――個人的な質問なんですけど、印旛沼で見えバスが見えたところってどの辺なんですか。

仙石「えっと、松虫川の河口。橋から見えて藪こいで行ったら、一応投げられるかなという感じのところで、エリア内のほうだったので」

加木屋「でもサイレントキラーか」

仙石「可能性は秘めてましたね」

加木屋「俺はブラストボーンにバイトが無かったから、捨てた。俺も結構投げたの初日。結構投げたけど食わなかったから、しかもボラ食っているバスって結構ポジションが変わるじゃん。あいつらすぐ流されちゃうし。だから捨ててたんだけどなー」

仙石「だからボラがシャローに差してくるタイミングさえ確認できれば、いたら食うみたいな」

加木屋「そうか俺には釣れなかったな。今日はもうやってないの?」

仙石「やらなかったです」

加木屋「プラで長門川に水位全部違うタイミングで全部で3、4回入ったの。この一角。でも1匹も釣れなかったから」

仙石「でも日中はマジで釣れなかった。朝一だけでした。朝一のセブン下は水がすごいギトギトみたいな」


――お互いのことをどういうアングラーだと思っているんですか?


加木屋「快くんはクラシックの時も話したと思うんですけど、陸王の巧さんのやったときにプラで初めて会って、そこから今のポジションまで来て、僕的には凄くうれしいし、こうやって戦えたのも縁だなと思いますね。地元で僕が長良でガイドしてて、彼も今やっていて、ご飯とかもたまに行ったりするんですけど、中部地方の本当に筆頭ぐらいに僕のさらに下の世代としてやっているんですけど、釣りもうまいしキャラもいいので今後もっと活躍して欲しいと思う仲間の一人ですね」

仙石「始めてあった2017年の時は、滅茶苦茶憧れの人だったんですけど、JBトップ50を経てアメリカに挑戦して、どこまでも自分で道を切り開いていくみたいな。地元で近いところで、一番年も近くて、すげー頼りたいけど滅茶苦茶忙しそうだから(笑)」

加木屋「いや頼っていいよ(笑)」

仙石「ちょっと頼れないかな見たいな。だから僕は僕で頑張らないといけないかな見たいな。すげー好きなんだけど。あんまり頻繁に連絡できないという」

加木屋「いや全然連絡してください全然」

仙石「ちょっとしづらいな。でもスーパー優しい。すごい優しいですよね。あと熱い先輩って感じですね」

加木屋「連絡してね(笑)」

仙石「しますよ。でも忙しそうじゃないですか」

加木屋「そんなことないよ全然。また焼肉行く?」

仙石「行きましょう」

加木屋「ありがとうございました」

仙石「ありがとうございました」

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