【ライブ配信】艇王2022 BATTLE1 西湖戦 松本幸雄VS三原直之

(1)試合前インタビュー:松本幸雄


西湖の経験は?

「西湖は今回初め来きました。魚はとにかく多いんですが、難しい。短いストレッチに、でかいバスが密集してるんですよ。」

プラでは魚は釣れたんでしょうか?

「それは、今は伏せておきましょう(笑)。いや、難しいですよ。チャンスは少ない。試合としては、フィーディングのでかいバスを当てにいくという展開になると思います」


対戦相手の印象は?

「三原君はアングラーとしてとても尊敬してますし、個人としても好きですね。ただ、対戦相手としてはかなり嫌です(笑)。
三原君はサイトがめちゃくちゃ上手いので、これだけ魚が見える場所だったらどれだけ釣ってくるんだっていう。すごいアングラーと戦えるのはありがたいんだけど、1戦目で戦いたくなかったですね。決勝戦で戦いたい相手ですよ。このカードを組んだ編集部を恨みます(笑)。

三原君と少し話したら、“魚にクセがある”って言ってたんですよ。だからそのクセをもう何かしら掴んでるんじゃないのないのかなぁ」

(2)前日インタビュー:三原直之



西湖の経験は?

「今回初め来きました。とにかく魚が多いですね。池原・七色よりも、見える魚は多かったです。

プランとしては、ワカサギパターンでいきたいんですが、ワカサギが多くてルアーを喰い切らないイメージです。

あとはプレッシャーが高いですね。人も多いし、カバーも無いので。今日は雨だったんですが、雨パワーでどうにかなるかと持ったんですが、どうにもならなかったんで、あとは風を待つしか無いかなと。風が吹いて、巻きで釣れたらいいかなと思ってます。ちなみに、プラでは魚は触れていません。惜しいところまではいってるんですけどね、あと一歩喰わないんですよ」

対戦相手の印象は?

「あまり面識は無く・・・。すごく柔軟に、どんな状況にも対応できるアングラーというイメージですね。

ただ、今回は対戦相手どうこうよりも、まずは自分の釣りを見つけていこうと思います!」


(3)05:09 絶賛準備中!

 

おはようございます!

 

いよいよ艇王2022、第一戦が始まろうとしています。

 

西湖は深い霧が立ち込め、幻想的な雰囲気。

 

両者の準備が整い、安全が確認されたらスタートいたします。

 

もうしばらくお待ちください!


(4)05:37 いざ決戦!

 

お待たせいたしました!

 

 

いよいよバトルのスタートです!

 

両者気合い十分!

 

 

西湖はふたりともはじめて。この戦い、まったく予想ができない!


(4)05:49 松本 ボート屋前から

 

スタート直後はボート屋前からいきなり釣り開始。

 

ルアーはまずはジョーダンから。

 

「さっきからずっとボイルしてたんですよ。

 

ヘラブナとか、いろいろ水面に出てるんですが、バスも混じってますよ」

 

 

ワカサギも浮いてるし、生命感はかなり多い。


(6)05:49 松本 ちなみに

 

取材艇の横に浮いていた瀕死のワカサギ。

 

これがいたるところで確認でき、バスが捕食している。 

 

 

「でもなかなか釣れないんですよね〜」


(7)05:50 三原 後攻スタート!

 

後攻でスタートした三原選手。

 

エレキのスピードは約50%でじんわり目的地へ進む。

 

「ヒメマスやワカサギ釣りの方もいるんでかっ飛ばしにくいのと、今日は長時間なんでバッテリーの心配も考慮してゆっくりめに。焦ってもしゃあないんで!」

 

 

 

紳士ミハラマン!

 

初場所の西湖、2日間のプラクティスで感じたことをぶつけていく模様。

 

 

 

「とりあえず目標は西湖初バスです!笑

 

 

 

多分今日は何本釣ったかで勝負が決まると思います。とにかくバスはいいサイズが、ものすごい数いるんで、リミット揃えればかなり上々。もしお互いに、リミット揃えた中での勝負なら、あとは出たとこ勝負ですね」

 


(8)06:08 三原 外したな

 

ファーストスポットはお目当ての丸美ボート前へ。

 

「全体的にワカサギが接岸するナチュラルバンクがキーかなと思ってます。ただ、その日の状況や風向きで魚の有無が激変するので、何か絞れる要素が欲しいですね。

とりあえず、風が午後から吹くので、午前中に1本釣れたらいいなぁくらいです。

で、丸美ボート前は昨日魚がすごくいて、岸際やブイについてたんですが、今日は全くいないですね()

やべー朝イチハズしたかも。白根前戻ろうかな…、松本さんボコボコやったりして」

 

苦悩する三原選手。

(9)06:19 松本 幻想的です

 

ルアーはジョーダン、ハイカット、ポークなどをローテーション。

 

 

「ライブスコープにめちゃくちゃ魚が映ってますよ。

 

ヘラブナも群れてるし、バスもいます。

 

ワカサギの群れにバスが突っ込んでるのも見えたり。

 

弱ったワカサギがかなりいるから、バスも焦って食べてない。

 

いつでも食べれるしいいかあ、みたいな。

 

 

だから釣れないんですよね」

(10)06:28 三原 戻ります!

 

「あー外した! 戻ります!!」

 

スタート地点の白根へ戻ることを決意した三原選手。

 

「霧でどっちに進んでんのかまったくわからなくなるな」

 

そう、三原選手は本日魚探ナシ男なのです。

 

 

「今回はいらへんと思ったけど今だけはGPS欲しかったっすねw

(11)06:29 松本 じっくりと

 

スローに流しながら、ポンプ小屋前まで来た松本さん。

 

「ここはプラでロクマルクラスを2本見ましたよ。

 

今はいないみたい。

 

少し深い側もやってみようかな。

 

9時までに1本、とりあえず獲りたいですね」

 

プラでは三原さんとバッティングは?

 

「あまりなかったですね。

 

 

違うところで、釣れる場所を見つけてるのかも」

(12)06:46 三原 投げたら

 

ポンプ小屋にて、スライドスイマー250をアプローチ。

 

「プラで何投げても食わなくて、怒りのビッグベイト投げつけたら結構反応良かったんすよ。まぁ、結果食わなかったんですけど」

(13)06:50 三原 スモーキンレインボー

 

「なんやこれ、めちゃくちゃ幻想的やん。ここに投げろってことかな。

というか、せっかく戻ってきたのにボイルしとらんし…」

(14)06:58 松本 今日は豚野郎です

 

今回の主戦力である、ポークボックスを見せてもらいました。

 

「今回のために頑張っていろいろ自作してきましたよ。

 

ポークでミドストしたりホバストする用に形を整えて、テールにファイバー付けたり、サイコロラバー風のを作ったり。

 

ずっとハサミで細かくチョキチョキやってましたよ」

 

ちなみに、プラではこのポークでバスをキャッチしたという。

 

「水面じゃ食わなかったんですよ。

 

ホバストとか、水面より少し下なんです。

 

水面に浮いたワカサギは弱って食いやすいんだけど、卵持ってなくて痩せてる。

 

どうせなら、卵持って太った子持ちシシャモみたいなの食べたいじゃないですか?

 

だからポークも太めに作ってます♪」

 

 

さすがは天才松本幸雄さん、恐れ入りました!

(15)07:26 三原 俺の獲物どれだ?

 

推定2キロフィッシュをロックオンした三原選手。

 

「あれ?バス増えとる。俺の獲物どれだ?」

 

それだけバスが多く生息し、かつ動き回っている模様。

 

ギルロイド、アベンタRSフィネス、ジレンマスティープ、グリマー6など、手を変え、品を変えアプローチするもバイトには至らない。

 

 

「難しいなぁ、釣れそうなんやけどね」

(16)07:28 松本 晴れました

 

晴天、無風。

 

清々しい朝。

 

「ここからどんどん魚が見えてきますよ。

 

プラでも朝はあんまり反応よくなかったんで。

 

ワンドの中に魚はあんまりいないですね。

 

白根ボート屋前に戻りましょう。

 

今日は白根とマルミボートの間をぐるぐるすると思います。

 

釣りとしては地道ですよ。」

 

 

松本さん、熱い闘争心を灯しつつ、本日もいたってマイペース。

(17)07:50 三原 ぶっといバスがあちこちに

 

丸々太った良型のバスがあちこちに!

どれも軽く40センチは超えており、中には楽勝50アップも

 

「みんなワカサギ食ってて太ってるんですよね。餌がたくさんあるからルアーで釣るのが難しいタイプっすね。

どのフィールドでも感じるのは、ルアーで釣れるバスは全体の2割だと思ってます。

そのうち釣れるのが2割の中の1割。

 

だからルアー好きな子、朝食うのが下手な子、腹が減ってる子、何かしらルアーで食わせられる要素がある子に巡り合うことが大切ですね」

(18)07:52 松本 いた!

 

「いた! でかい! あ、見た見た!」

 

自作ポークでアプローチするが…。

 

「けっこう見たんですけどね。めっちゃ太かった。

 

ブイのロープとか、ロープの結び目とかについてるんですよ」

 

ちなみに、水温は12度台。

 

「しっかり水温が上がる昼くらいからがチャンスだとは思います」

 

 

西湖はカバーがないので、画像のようなブイやロープも大事な付き場だ。

(19)08:06 三原 食いそうなやつ

 

「昨日食いそうだったやつがこの辺にいたな〜って思ったら、いた!」

 

ギルロイドを投じるも反応はない…

 

「ヒメマスシルエットの方がいいか…?」

 

アユロイド、アンドロイドをアプローチ。

 

「あいつ、なんかちゃうな。チャンスや!」

 

一体何が!?

 

「こんだけアプローチしてんのに逃げない。しかも目の前にルアー通してるのに、無視してると言うか、見えてない感じなんですよ。岸際でキョロキョロしてるし、なんか探してるんですよね。スモラバかもしれん

(20)08:18 松本 見えバスとの攻防

 

バンク沿いを流しながら、バスを探していく。

 

「見えるバスも増えてきましたね。

 

スポーニングする場所を探してる段階なのかも。

 

バスのベットはないです。あっても魚が小さいからやる意味ないですね」

 

と、ここで待望のバイト!

 

「ポークに食ってきましたね、フックがズレてる。

 

ルアーを見る奴もいれば、すぐに逃げる奴もいるし。

 

無風過ぎる!

 

 

風でも吹いてくれ!」


(21)08:24 三原 浮きまくるバス

 

霧が晴れ、快晴。

気温がグッと上がってきたと同時にバスもよりあちこちに見えるように!

 

三原選手の沖側に待機する取材艇の周りにもヘラボールに紛れてバス、バス、バス!

 

魚の数は確かに物凄い…。

(22)08:45 松本 ワカサギの群れ

 

取材艇の近くにいたワカサギの群れ。

 

朝マズメとは違い、今は平和そうだ。

 

松本さんは、今はバンク沿いのバスを集中的に狙っている。

 

9時の休憩まであと十数分。

 

 

決定的な何かが欲しいところだ。

 

(23)08:48 三原 シチュエーションを変えて

 

溶岩帯、アンテナ下へ移動。

浜のシャローと違って、地形も切り立っており、溶岩が複雑に入っているため、バスが上下するだけで季節をやり過ごせる場所。

ただし、年中狙われる魚でもあるがゆえに賢い。

「ここのバスも手強いんですけど、なんかさっきまでよりかはちゃんとアプローチできればチャンスありそうです」

アベラバ2.3グラムに、カットしたポークを使用。

前半戦のインターバルまで後少し!

 

釣れるか、ミハラマン!!

 

(24)09:12 三原 内職中

 

「何やったら食うんやろ」

 

休憩時間中、ゴソゴソ内職を始める三原選手。




「サイコロポークですw

 

これロストしたら泣くっすわ!」


(25)09:15 松本 一安心?

 

15分休憩が終わり、釣り再開。

 

そして、三原さんのスコアを聞く。

 

「ゼロかあ。難しいですよね。

 

3本とか言われなくてよかったです(笑)」

 

三原さんが相手として怖いのは変わらない。

 

「ヒメマスパターンとか追ったりしてるのかな。

 

ビッグベイトで当てられたらと考えちゃうともうね」

 

ここからは丸美ボートまでチェックしに行くという。


(26)09:16 三原 尾数発表

 

松本選手、ゼロです!

 

「よかった、意外と普通やった!

松本さんって、業界でオンリーワンな人すぎて何してくるかわからんから怖かったっすわ。

 

お互いにゼロでホッとしてるでしょうね。松本さんはプラで魚釣れたんかなぁ」


(27)09:33 松本 ムニタン

 

休憩中に撮影した、松本さん自作ポーク。

 

かなり細かくシェイプを吟味してカッティングされており、ミドストでシェイクすると綺麗にロールする。

 

テールにはティンセルをセット。

 

「ヤバタン、ボコタンに続き、ムニタンと名付けます。

 

唯一無二なんで(笑)」


(28)09:38 三原 はぐれものを探せ

 

今回の西湖、三原選手は普段のセオリーから外した魚を狙っていると言う。

 

「普通、どんな湖でも群れを狙うのがセオリーなんですよ。競争心を煽ったり、ルアーを取り合いしたりするので。

ただ群れを狙うデメリットととして、どれか1匹が見切るだけで後ろにいる魚も反応しなくなる。

『いや、後ろのやつルアーすら見てへんやろ!』って言いたくなるんですけど、西湖のバスは賢いから群れを狙うデメリットのが大きい。

 

だから、色が黒かったり、白かったり、群れとは違う動きしてたり、単発でいたり、ちょっと違ういわゆる『ハグレモノ』を狙ってます。

 


傾奇者が狙う、ハグレモノ。

 

 

その時が来るのを待たれよ!


(29)09:50 松本 豚?猫?

 

見えバスは相変わらず多いが…。

 

ポークを使い、あの手この手を試す。

 

「ポークのミドストもダメ、サイコロポークもダメ。

 

じゃあ豚の猫も試してみる?」

 

風も若干吹きはじめた。

 

 

これが追い風になって欲しい!

 


(30)10:04 三原 うれし!

 

「あ、食った!!」

 

三原さんが感嘆の声を上げるがフックアップはせず。

 

「食うやん! テンション上がるわぁ〜、うれし!! 釣れてないけどw

 エゴエリアにて、待望のバイト。


  

 

そして船の周りを見て欲しい。

 

無数のバス、ヘラに囲まれる三原艇。

 

これだけいても反応する魚は数尾のみだという。

 


(31)10:05 松本 THE WIND RISES

 

待望の釣れそうな風が吹いてきた!

 

「追ってる追ってる!

 

食いそう! あ、やめた!」

 

見える魚もかなり増えており、バスの反応も良くなっている。

 

「今日イチ、釣れる気がしてますよ!

 

100匹いて、そのうちの変わり者のバスが食ってくれればいいんですよ。

 

 

まわりのバスは見切るのに、ちょっと口を使ってしまう変わり者。

その変わり者のバスを3本釣ればいいんで」

 

 

変わり者対、変わり者⁈

 


(32)10:26 松本 水族館?

 

こちらは同船している動画カメラマンから送られてきた映像をスクショしたもの。

 

バスの多さが少しでも伝われば幸い。

 

2キロクラスのスクールですよ。

 

小さいのでもキロ半とか。

 

全部ガン無視(笑)

 

近くにワカサギ浮いてんのに、それもスルー(笑)

 

プリのバンクに差しはじめの、全然釣れないタイミングってあるんですよ。

 

 

かなり苦手なんですよね〜」

 


(33)10:34 三原 アカン

 

「頭使いすぎて疲れてきた…。

バスはいる、食わん、考えるの繰り返しで疲れてきたわ。

常にお腹いっぱいなんやろな、どうしたもんか」

 

 

見えすぎるがゆえに囚われる、この呪縛を解くカギは存在するのだろうか…?

 


(34)10:45 松本 こう着状態?

 

エリアで言うと坂下周辺をいったりきたりしている松本さん。

 

あの手この手で攻めるが、バスは興味をしめすものの、明確なバイトには繋がらない。

 

ここで頼みの綱の風が止まってしまった。

 

「ミドストとか吊るしとか、微波動には反応を示しますね」

 

まだまだ勝負は中盤、焦ることはない。

 

 

何を隠そう、松本さんがプラでバスをキャッチしたのは11時以降なのだから

 


(35)10:50 三原 もうやめた!

 

エゴエリアを離れることを決意。

「こんだけの時間いても、何のフィーディングも起きんのがすごいわ。餌もちゃんといるんですけどね。

まぁ、なんにせよ何も反応がないなら石と同じや! 移動!」

 

長い時間使って得たのは1バイト。

ルアーはサイコロポークのダウンショット。

 

 

「もっとバスの分母増やしたら反応するバスおるかもしれんけど、まぁまぁ分母あったっすからね」

 


(36)11:00 松本 ※プラクティスでの釣果

 

ここで松本さんがプラでキャッチしたバスの写真を公開!

   

見よ、この魚体を…。

 

どちらもポークでの釣果だ。

 

こんなバスを、今日もぜひ釣りあげていただきたい!

 

「これくらいのバスがごろごろいますよ。

 

ポークで釣れるのはわかったから、そこからポークは封印しながらプラしてたんです。

 

3本揃えたら6キロ、7キロ。

 

 

そういうフィールドですよ」

 


(37)11:35 松本 迷い気味?

 

ポンプ小屋まで戻ってきた松本さん。

 

「バスはいるね。

 

毎日オカッパリに叩かれてるだろうなあ。

 

あれ?見た。

 

食いそう! あー食わない!」

 

再度キャストしても、バスはもう騙されない。

 

2度はチャンスくれないですね。

 

ああどうしよう?

 

昼までは白根ボート付近で頑張りましょうか。

 

三原君はどれくらい釣れてんのかな〜」

 

ディフェンディングチャンピオン松本さんはきっと見せてくれるはず!

 

全国1億人の艇王ファンのみなさま!しばし待たれい!

 

 


(38)11:41 三原 おさんぽ

 

エゴを離れて小ジラへ。

そよかぜが吹き始める。

「ちょうど昼ぐらいから吹く予定やったと思うんですけど、たかが知れてると思います。ないよりはぜんぜんええけど」

 

小ジラではチェイスがあった模様。

 

 

「困るなぁ、泳いでるのはあるけど何しとるんやろ。餌探してる感じやないと思うんやけどな。太りすぎて散歩しとる感じ」

 

 


(39)12:17 松本 休憩中!

 

昼休憩中はポークのトリミング!

 

「一番反応があったのがホバスト。

 

だからもうちょい細くして、微波動が出るように調整します」

 

夏のような陽気。

 

まさに行楽日和。

 

 

ただ、これはバス釣り日和なのか?

 

 


(40)12:46 三原 最大魚発表

 

松本選手、ゼロです!

 

「あーよかった。よし、ここから気合い入れ直しですよ!」

 

休憩地点の丸美前からリスタート。

いきなりバスに遭遇。

アベラバのボトムトゥイッチに猛烈に反応するも今一歩届かず!

 

 

「惜しい!なんかあと一押しですねー!」

 


(41)12:48 松本 ゼロかぁ!

 

ここまでのスコアは、なんと両者ゼロ。

 

「ゼロ?

 

三原君がゼロかあ。お互い苦しんでるんだろうなあ」

 

白根ボート前からスタートすると、いきなり目の前に大量のバスのスクール!

 

 

休憩時間中、30分以上かけてトリミングしたポークで挑む!

 


(42)13:08 三原 wind scene

 

南西の風が吹き始める。

 

 

「予報より強いっすね。今のサイトにはちょっと邪魔やけど、これでなんか変わってくれたらええな」

 


(43)13:15 松本 風を味方に

 

休憩後に見つけた大スクールを追うも断念。

 

ここで風向きが変わり、西方面から吹いてきた。

 

これはポンプ小屋周辺に当たる風だ。

 

「ようやく予想通りの風になりましたね。このタイミングを逃したくないんで、攻めましょう。

 

ちょっと深いところも見ながらです」

 

ハイカットをサーチ。

 

 

どうかこの風を味方につけて欲しい!

 


(44)13:18 三原 バイト!

 

アイアローに水面爆発バイト!

 

「うわ、食った!

 

激しいドラグ音が鳴り響く。

 

ジャンプした魚体はでかい!!

 

「バレた! 完全油断してたからドラグ緩かったぁ。でもこんな感じで食うんすね! 超あっさりと。完全に風やわ」

 

推定2500gのビッグフィッシュのバイトに喜びつつも悩む三原選手。

 

 

「ブレちゃうな、これは」

 


(45)13:30 松本 デジタルサイト

 

ポンプ小屋前のワカサギの群れに、ポークダウンショットをスイミングさせる。

 

「追ってきた!

 

あーやめた! 食わない!」

 

ライブスコープを見ながらの、デジタルサイトとも言うべき釣り。



「ああ、またUターンした。



いい風出てるんだけどなあ」



 

今日の西湖、難し過ぎる!

 


(46)13:50 松本 狙いは、あいつら

 

深い魚に手を出すも、大きな手がかりは見つけられず…。

 

「見える魚をやろう。

 

やっぱりあいつらをどうにかするしかないのかなあ」

 

午前中から大量に見えていた〝あいつら〟のうち、その一本でも反応してくれれば、今日の勝負はあるいは…。

 

ドラマを起こすには、まだ十分すぎるほど時間は残っている。

 


(47)14:00 三原 本日初の

 

松本艇。

「僕と動きが逆ですね。

僕はこれからもろウィンディサイドへ向かいます」

  

 

 試合も中盤戦。

 

両選手そろそろ魚が欲しいところだ。

 


(48)14:16 松本 暗中模索

 

午前中、大量のでかバスに囲まれたストレッチを再訪。

 

魚はまだいる。ヤバい大きさのバスもいる。

 

ルアーに反応を見せる魚もいる。

 

しかし、バイトさせられない。

 

この日の答えはなんだ?

 

「何投げたらいいんだろうなあ」

 

ステルスペッパー110、スライドスイマー145を数投するも

 

 

「やっぱり可能性を感じるのはミドストかなあ」

 


(49)14:20 三原 大航海(後悔)

 

覚悟を決めて、最下流域のポンプ小屋までいくも魚の気配がまるでなし…。

 

「やらかしましたね…。元のプラン通りの魚を狙います」

 

真反対ののどっくび方面へバウを向けた。

 

 

後悔の航海、その果てに掴むのは一体!?


(50)14:40 三原 良くなってる

 

丸美前へ戻ってきた三原選手。

アイアローのドリフトでアプローチすると何度かチェイスが!

「行く奴は行きそう! 反応良くなってますね、風パワーかもしれない」

1 尾が大きく戦況を動かす今試合、先に仕掛けるのはどちらなのか!?


(51)14:48 松本 勝って笑者となれ!

 

ポークのミドストを軸にした攻めは変わらず。

 

見に来るバスはいるものの、見切られる。

 

バイトまで惜しいというところまでは何度も来ている。

 

気付けば三原さんの船は目視範囲にいた。

 

自分との戦い。

 

三原さんとの闘い。

 

バスとの戰い。

 

 

はたして、今日の勝者は?


(52)14:55 松本 ファイト!

 

「食った!」

 

鳴り響くドラグ音。

 

慎重にファイトをする。

 

ネットに手を伸ばす。

 

しかし…。

 

「あっ…。

 

バレましたね、大きかったですよ。

 

グリマー6です。

 

水温が16度超えてきてるんで、魚の反応も上がってきてる」

 

そしてそのまま最後の休憩タイム。

 

 

プレス担当記者の心臓はバクバクである。


(53)14:56 三原 レジェンド頼み

 

「えらいミノーの反応ええな。レジェンド頼みや」

 

リップライザー60からK1ミノー 65へ。

 

「関東のクリアレイクといえば泉和摩さんでしょ!」

 

そう放った1!!

 

「マジか!!!」

 

 

鳴り響くドラグ音、猛烈なファイト!

  

 

しかし、三原選手は落ち着いてエレキを操作、ランディングネットに手をかけすくった!!

 

「キターーー!!!」
  


(54)14:58 三原 ブンボカン!

 

1尾目、47センチ1840グラム!

 

ブリブリブリトニーな、glamorous big bass!!

 

「泉さん、神やわ…」

ヒットルアーはK-1ミノー65。


 

撮影中、ボートの下をものすごい数のバスが横切る。

 

「分母作戦、あながち間違いじゃなかったかも。ブンボカン!ですねw

 

バスの川の中を連続トゥイッチで引いてきたらその中の1尾が迷いなく食ってくれました!」


(55)15:24 松本 頼んだグリマー

 

休憩時間中、ボックスからルアーを厳選。

 

グリマーを中心に、効きそうなルアーをピックアップ。

 

水温の上がったタイミングに、風の当たり方、ルアーチョイス。

 

答えのピースが揃いつつある。

 

 

「大丈夫。あと2回はチャンスありますよ」


(56)15:50 三原 丸美(三原)VS 白根(松本)

 

両者、それぞれの浜をベースに何度も往復。

 

「夕方に向かってどんどん丸美のバスが白根に向かってる気がする。

向こうのほうが浅いし、風当たりはいいので夕方怖いっすね。

ただ、松本さんの動きは見た感じ意地になって、張ってる風に見えるので僕的にはありがたいかも。

もうひと流ししたら僕も白根戻ります。バッテリーの心配もあるし」

 

試合巧者というべきか、さすが国内最高峰トーナメンター。

 

メンタルコントロールと状況判断は伊達じゃない。


(57)15:57 松本 悲しい別れ

 

ここで先ほどヒットさせたグリマー6をロスト。

 

「グリマー6、ひとつしか持ってないんですよね。

 

まいったなあ。

 

前もこんなことありましたよね、ヒットルアーを壊すっていう(笑)」

 

 

泣いても笑っても、残り1時間!


(58)16:18 三原 予定通り

 

白根へ。

 

道中、チラホラバスが見える。

 

「これマジで白根にバス行ってるかもしれんな。プラでも片付けてる時にボイル始まったしw

 

松本選手も移動する様子だ。

 

「ポンプ小屋かな。船速いなー」

 

三原選手、動じず。

 

 

ラストスパートの白根前、予定調和なるか?


(59)16:25 松本 ラスト勝負!

 

長時間粘ったストレッチを見切り、ポンプ小屋へ。

 

「バス入ってるよ。

 

いますよ。けっこういるな。

 

よしよし。頼む、食ってくれ!」

 

残り30分、ゼロ申告では終わりたくない。

 

 

艇王ディフェンディングチャンピオン、意地を見せるか


(60)16:26 三原 キタキタ

 

「大量のバスがキタキタ! これ丸美にいた奴でしょ。ほんと朝夕しかこないんだな。でもボイルはまだしてない。この状態で食うんかな」

 

三原選手の読み通り魚は回ってきている!

 

さぁ、三原歌舞伎を見せてくれ!

(61)16:46 三原 あたりの反応細かく探る!

 

無数のバスは入ってきた!

あとは釣るだけ…といいたいところだが、やはりそこは西湖バス。

IQは抜群に高い。

三原選手は表層、ただ巻き、トゥイッチ、ボトムコンタクトなど、バスの好きな反応を細かに探っていく。

「何が好きなんやろ?ボトムはたたかんほうが良さそう」

残り約10分!

 

決めてくれ!!

(62)16:52 松本 頼む!

 

一縷の望みをかけて投げ続ける松本さん。

 

最後にドラマを見せてくれ!

 

 

(63)17:00 両名とも無事帰着!

 

17:00、両選手とも無事に帰着しております。

 

ボートの片付け後、結果発表を行います。

 

 

みなさま今しばらくお待ちください!

 

 

(64)結果発表!

お待たせいたしました。

それでは結果発表をいたします。

 

松本幸雄

0/0g

 

三原直之

1/1840g


  

 

勝者は、三原直之さんです!

 

視聴者の皆様、関係者の皆様、長時間ありがとうございました!

 

試合後インタビュー、ルアー・タックル詳細などは、後日改めてまとめさせていただきます。

 

 

それでは、本日は誠にありがとうございました!

 

 

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