【ライブ配信】艇王2022 BATTLE2 長門川戦 折金一樹VS川村光大郎

(1)06:02 川村/プラの手応え


プラクティスの手応えはいかがでしょう?

「手応えはあったんですよ、初日は12バイト。けど、昨日から冷え込んで一気に魚のテンションが下がりましたね。

昨日は広く見ながらではありますが、2バイト。相手がオリキン なので、リミットメイクは必須。最低3キロは釣りたいですね」

対戦相手は勝手知ったる旧知の仲であり、この地のH1クラシックウィナーですが?

「そうですね、相手としては手強いのは間違いない。僕もH1ではオリキンに負けてるんでやり返すにはいい機会だなと。
お互いスタイルも違うのでそれぞれの釣りで見つけてるでしょうからとにかく頑張ります。
今年は陸王がすでに負けてるので、狙うは艇王です!」

(2)06:15 川村光大郎・折金一樹/絶対に負けられない戦い!

ついにやってきた因縁(!?)の対決。

川村光大郎 VS  折金一樹。

ティーンエイジャーの頃に出会い、あれから約半世紀の朋友。活動の舞台は異にしながらも、共にバスフィッシング業界の最前線で活躍し続けているお二人の1on1艇バトルの時がやってきた。

これぞ、まさにドリームマッチ!

試合会場は長門川マリーナを拠点とした、長門川及び将監川(千葉県)。 これから、およそ10時間にも及ぶ長丁場。貴方は歴史の生き証人となるだろう。

先攻は折金選手、1分後に川村選手がスタート。

絶対に負けられない戦いがいざ始まる!

(3)06:16 折金/将監川方面へ


「難しい冬になりかけの季節。水温下がって、ちょうど20度くらい」。

本日は終始、強風の予報。波乱の予感…。

「プラに引っ張られないように、自分の釣りをやれればなと」。

まずはブリッツSSR (OSP )で表層から攻めていく

(4)06:36 川村/上へ


長門川スロープから、将監川へ向かう途中の水路でスポットを撃ちつつ、一気に上を目指す。

「将監川はカバー豊富で一見ゴージャス。全部撃ってくとキリがないので、よりいいスポット、いいエリアをまずは狙います。
昨日の雨でかなり増水したし、気温も冷え込んでるので、バスのテンションは正直低いと思います。
それでも増水でやる気のあるシャローの魚を狙いつつもちょっとした深みや流れを避けられるスポットやその周りのカバーを中心にやっていきたいですね」

(5)06:43折金/急激な冷え込み…と書いていたら!


ブリッツSSRからDR へスイッチして、今度はボトムを叩く。要所要所のカバーはタッガーの撃ち。昨日から急激に冷え込み始めた関東地方だけに、これまでの季節とはまた別の展開が求められる。

「今は満水状態。毎日、日中には減って、再び増え始める。昨日は13時から水位が上げ始めたので、今日は昨日より少し遅い時間からになると思う」。

利根川の支流に当たるこの水系。潮の干満も戦略に大きな影響を及ぼしそうだ。

「キタ!」

何といきなり!

(6)06:49 折金/「いろんなことが起こりすぎた(笑)」



ファーストフィッシュは丸々と太ったグッドサイズ! 

43センチ、1170グラム!

ヒットルアーはタッガー!

実は、計測直前に折金選手が岸に寄って、せり出した樹木に手をかけるや幹が折れ、記者の取材艇上に落下! 

そんなことってある!?(笑)


大爆笑しながら、もう一度カバーを攻め始めると…またしても!!

(7)06:50 川村/閃光!


「岸際のカバーからもんどりうって食ってきた! やる気あるな〜このままの釣りで行けるかも!」

1尾目、29センチ340グラム。

フレックスジグ7グラムにトレーラーはスクーパーフロッグダディ。

「濁ったらカバーにボリュームベイト、基本だね! 掛かりも最高!」



(8)06:55 折金/連続ヒット、2本目!!


「全く同じカバーですよ! サイズはちょっと小さくなったけど、上出来!」。

ヒットルアーも同じくタッガー!  34センチ、640グラム!

「周りはクランク、流れを避けたカバーはパワーフィネス。プラではあまり手を出してなかった釣りだけど、今日はこれかな!」。

リミットメイクまで早くもあと1本に迫った。

早々の入れ替えも期待できそ…えー! 

また釣った!




(9)07:09 折金/瞬く間にリミットメイク!


30センチ、370グラム! 更新が追い付かない! 

嬉しい悲鳴!




(10)07:22 川村/狙いのスポット


深みが寄っているゴージャスなカバーをていねいに撃つ。 すると…

「うわ、食った…!!」

フレックスジグ&スクーパーフロッグダディにバイト! しかしフックアップには至らず…。

「奥にいたな。増水して撃ち所が増えてますね。全部撃ってたらキリがないけど、丁寧に釣らないと食わせられない。雑に丁寧に!難しいけど、それですね」




(11)07:29 折金/ヒットルアー詳報と対戦相手評

雨が降り始め、流れが強まってきた7時過ぎ。計測と更新でのバタバタがひと段落したところで、改めて3尾をキャッチしたルアーを改めてご紹介。

「タッガーは4グラム。トレーラーはHP バグで、水面に当たる面積が多少広いのでスキップさせてカバーの奥へ送り込みやすいですね」。

川を下り始めた折金選手。上らず、長門川方向へと。

「上にはコータローがいるんでね。アイツとは高校時代、15歳からの仲。WBS のグラチャン(※当時、土浦新港内で開催されていた陸っぱり大会)に出たら、メチャクチャ釣るやつに出会ったて、それから何となく今まで続いてます。当然上手いのはわかってます。けど、負けるわけにはいかない。ギャフンと言わせて、当分黙らせたい(笑)」。

愛のある宣戦布告だった。



(12)07:36 川村/ねじ込む

増水によりカバーの隙間が狭くなっても、最奥へルアーをアプローチするべく、時にはデッキ上で屈んでキャストを繰り出す。

その姿はオカッパリさながらであり、川村選手らしい釣り。

足場やキャストに制限のあるオカッパリという舞台で戦ってきたスキルが生きる。



(13)07:48 川村/やっちまった!

オーバーハングの向こうから悲痛な叫びが!

「やっちまった、ピックアップで食うなよ〜…。800くらいありましたね。これは痛すぎる。でも、まだシャローの釣りが生きてる。これなら外側ジクジクやる必要はまだないね。よし、取り返そう!」

どんな時でもポジティブに。

それこそ、川村さんの強さの秘訣。


(14)07:53 折金/OSP JIG ZERO SIX


外はクランク、カバーはパワーフィネスというスタイルを続けてきた折金選手だったが、ここで新たな手駒を投入。

「スリッパーに、ドライブシャッド4インチです。ゆっくり下っていきます」。

とはいえ、早いペース。下りながらの両岸狙いで隈無くカバーを攻め込んでいく。

(15)08:02 川村/2本目!


34.5センチ630グラム!

ギャップジグ3.5グラムにピッグダディジュニア。

「いたよ、いたいた!食いが浅い!今もランディングしたらフック外れた。でもやっぱりこの釣りは生きてる!」

ちなみに、川村選手が使用しているギャップジグ、濁りに対してラトラーを装備している以外にも工夫が!



「ブレーバーの切れ端をワームキーパーに刺して、ポークが常に良い位置にくるようにしているのと、キャスタビリティアップのウエイトの2つ意図があります」

芸が細かい!

この細かい積み重ねがバスフィッシングでは重要なのだ。

(16)08:13 折金/「下るので気を付けてくださいね」


将監川から長門川へ入ると、かなりの強風…。

折金選手艇は14フィート、かつエレキは超ハイパワーのガーミン・フォース。万全の装備は多少の風を物ともせずに下流域へと進んでいく。

現在はアンカーロックして、ドライブビーバーのフリーリグをセット中。両岸を覆っているミズヒマワリのキワを攻めていく模様だ。

「手前にオダみたいなのが沈んでるんですよ」。

入れ替えフィッシュなるか。

(17)08:40 川村/remember陸王


昨年の陸王予選で岩佐選手と対峙した時の川村選手のメインエリア。

「陸王の時と同じルアーを今度は船から投げてますねw」

(18)08:43 折金/ライブスコープ2段活用


折金選手艇には2台のガーミン魚探。右は水中を縦割りに見るライブスコープ、左には水平方向を広く見ることができるパースペクティブモードに設定。

水深の変化や地形の変化、そして時に映り込む魚の姿を参考にシャローを攻めていく。

「休憩(9時)前に最下流へ行っておきます」。

あと20分弱ある。着くには充分な時間がある。

そして、ハイパワーエレキ・フォースで荒れた水面上をビューンと突っ走っていく折金艇。おーい、待ってくれーぃ…汗。

(19)09:15 折金/最下流からスタート


休憩中も休むことなく、明けからの展開に備える折金選手。

「休憩前にゼロだったら、将監川の上流へ行くつもりだったけど、まさかのリミットメイク。一番小さい魚は、えーと…370? それを500に入れ替えても意味がない」。

つまり、将監川はアベレージが低く、長門川は大型が狙えるという意味が含まれている。

そして、対戦相手の尾数発表です。…2尾です。

「おけ! でも、ヤバいね。コータローに火を点けちゃったかな?(笑)」。

(20)09:16 川村/尾数発表


折金選手、3尾です!

「上いかれてるな…。でもぼくもここからが本命ですよ」

といったそばから…!!

「よっしゃ、俺も3本目!!」

(21)09:18 川村/リミットメイク!


30センチ、410グラム!

フレックスジグ7グラム+スクーパーフロッグダディ。

「ひとまずリミットメイク!ここから全部入れ替えだね!」

陸王釣果平均9.99本(二日間)の川村選手、ここからが真骨頂!

(22)09:20 川村/迷い断ち切れる


「うわ、デッケェ!!」

フッキングするもならず…!

「うわぁ…今のは楽勝キロアップだ。バスのほうが食いミスったね。でかい魚ばっかミスしてるな。
でも、わかった。 この釣りで大丈夫。まだイケるよ!
冷え込んだから、ボリュームベイトにやや迷いあったけど、やっぱり魚を引っ張れる! 別格だ、これで迷いはなくなった!」

(23)09:41 折金/ここぞというカバーは何投でも!


休憩明け直後から向かったブッシュ+ミズヒマワリのカバーで、既に20分が経過。

ノーハンドピッチングかつ鋭い弾道でカバーの際へ、奥へとタッガーを送り込む。

流れに変化を生む好場所だけに、撃ち込む方向を変えて何度も何度も繰り返す。現代のバスフィールドは数投だけで結果が出るようなスポットはもはや存在しないと、折金選手のスタイルが教えてくれる。

撃つべし! 撃つべし! 

そろそろ答えが返って来るはずだ。

(24)09:54 川村/まただ!


「う…あーッ!!なんで!? まただよ、空振り! 完全に翻ってるのにルアーに触れてない。今日ミスってるのだけで3キロいってるじゃん、なんだよ〜」

確実に良好な反応を得られているがなぜかバイトまで至らない…!

「謎だ、無理やりパワーで引っ張っちゃってるのかな? でもそうじゃないとダメな気もするし。アンラッキーだな、ここまで続くのは珍しいけど」

(25)09:55 折金/陸上との攻防


「おっ? 移動かな?」。

最下流の入りたい場所には長らく陸っぱりアングラーの姿。折金選手の言葉と共に陸上を見ると、クルマに戻ってリアゲートを開けタックルを戻している様子が伺えた。

その瞬間、エレキはハイスピードで進む。釣りをしながらでも、折金選手は全方向に目を配っている。

流れは強さの盛り。これはチャンスか。

「昨日はここでシーバスとニゴイとバスが釣れました…けど、今日は彼に釣られちゃったかな(汗)」。

しばらくして上流方向へ…。

(26)10:17 折金/長門橋下? セブンイレブン下?


長門川アングラーたちの冷蔵庫、セブンイレブン栄ふじみ橋店さん前を越え、ふじみ橋を越え、上流方向へと進む。

昼休憩までの2時間弱は、ここから長門川マリーナまでの流程に力を注ぐゲームプラン。

右岸をブリッツMR で流し始めた。

(27)10:49 川村/プラぐらいの気持ち


期待していた上流部のディープ隣接カバーではバイトはなし。

「プラクティスぐらいの気持ちで良さそうなところを撃ってた方がいいかもね」

すると、

「あ、まずい…」

一体何が!?

(28)10:50 川村/おなじみの


ビッグフィッシュ!…かと思いきや、キャットフィッシュ…。 「ここまで何度か食ってきたけど、今回はかわしきれなかった…!」 次のこそ、ナイスなバスを!

一体何が!?

(29)11:03 折金/長門川を上流へ


長門川マリーナを越え、長門橋と成田線鉄橋の2連橋エリアへ突入。

[お詫び]
とにかく風が強く、取材艇をエレキでステイさせるのも困難なため、折金選手の更新が滞っております。謹んでお詫び申し上げますm(_ _)m

(30)11:13 折金/[バスフィッシング格言]風が吹いたらスピナーベイト


そう、折金選手の場合はコンパクトスピナーベイトの金字塔・ハイピッチャー! ウェイトは3/8オンス。

先ほどまでスイムジグ・スリッパーでシャローを流していたが、ここにきてスイッチ。

「水深が若干深くなったのと、フラッシングさせながらゆっくり見せたいってのもあります」。

…と、下を向いてタブレットに打ち込んでいると、いつの間にか取材艇はクルッと回転して下流方向を向いている…風、強すぎ…。

(31)11:51 折金/強風回避のため将監川入り…すると!


強風に加えて、雨足も強くなってまいりました。横殴りの雨という状態です。

切れ味鋭いキャストで知られる折金選手ですが、時にラインを煽られキャストがままならない様子。

風を回避すべく、将監川へ拠り所を求める模様…するとっ!

(32)11:52 折金/入れ替えフィッシュ!


「風がないって、幸せ! よし!」。

34センチ、620グラム! ヒットルアーはハイピッチャー!

「気合いは入ってるけど、寒くて手がかじかんでハンドルが巻けず焦りました(笑)」。

魚を水に浸けると、折金選手は驚きの声を発する。

「水が温かい! 寒いのは人間だけか、もしかして」。

メチャクチャ寒いし、記者も手がかじかんで更新が遅れがちです…。

(33)12:45 折金/「さ、午後は600グラム台の2匹を入れ替えよう!」


川村選手の最大魚は…630グラムです!

「ん? 1630じゃなくて、630? ヨシ! 1500までは覚悟してたけど、想定外(笑)」。

昼休憩明けは再び将監川へGO !

(34)12:46 川村/最大魚発表」


折金選手の最大魚発表します。

1170g!

「完全に負けてるね。オリキンのニヤァとした顔が思い浮かぶよ。負けねーぞ!」

(35)12:57 折金/「だから、彼はすごい! 徹底してる!」


休憩が明けても天気が変わるわけもなく、手はかじかんだまま…。折金選手のキャストに狂いが生じ、岸際の木にハイピッチャーが刺さる。難なく回収するや、ラインを結び直し始めた。

「(藤田)京弥の動画を観たら、必ず結び直してましたね。最近、真似してます(笑)」。

日々向上。どんなにベテランとなっても学び続ける姿勢が己を強くする。

なお、折金選手は2020艇王第3戦高滝ダムで、京弥選手から勝利したことを付け加えておこう。

(36)13:08 川村/暖かい…


本日の気温は12度。

しかし、強い北風、冷たい雨、そして湖上という条件下はおそらく体感気温一桁台であろう。

手がかじかむのを防ぐべく、記者は手を川に浸けるほどの寒さなのである。

雨風防ぐトンネルの中を丹念に狙う川村選手。

「暖かい風を感じる…。ストーブみたいだ…」

アングラーもまた過酷である。

(37)13:21 川村/ビッグバイト!


トンネル内でべイトが追われてるのを見た川村さん、すかさずリズィーを投じるとバイト!

しかしすぐにフックアウト。

つづく1投でまた捉えた!

明らかに巨躯!

きたかキッカーフィッシュ!?。

(38)13:21 折金/午後からが本当の本番だ!


「昨日はこの時間には流れが止まってたのに、まだ流れてますね」。

雨の影響なのか、流れが止まらない。画像の右下部、コンクリートのカドをご覧いただければ流れがわかるはずだ。

「プラの感触では、流れが止まって逆流した方が良かった。利根川のキレイな水が入ってくるんで。だから、朝は釣れるとは思ってなかったんですよ」。

ということは、本番はこれからということになる。その時は、はたしていつ頃訪れるのか。

(39)13:24 川村/バス?


ナイスファイトの正体は、シーバス!

「くぅ…、ネット持っててよかった。でかいし、怖いし、危ない(汗)」

キャットに続いて、シーバス。

次こそキッカーを!

(40)13:52 川村/入れ替え!



記者が船の中の水を掻き出していると、雄叫びが!

振り返ると川村選手がグッドコンディションのバスを手にしている!


35センチ、600グラム。

フレックスジグ7グラム、スクーパーフロッグダディ。

「浅いところにいた! 波風当たらないところは浅いところもあるね!!」

ここから追撃なるか!?

(41)14:00 折金/入れ替えフィッシュ2本目!



「イヤッホーイ!!!!!」

ミズヒマワリのマットカバーからタッガーが呼び出したのは、347センチ、700グラム!

折金選手が咆哮!

「一瞬、キロくらいに見えて喜んだけど、さっきより80グラムしか増えてませんね(笑)」。

その80グラムが大切! 順調にスコアアップ!

(42)14:06 川村/鬼のアプローチ



オーバーハング潜り込みの、魚探オフ、そしてエレキを極力踏まずに枝伝いで船を進める。

「キタ! デカい!! 頼む頼む…頼む…、ヨォォォッシャァォッ! キタゼ!!! キッカー!!!」

45.5センチ、1400グラム!

ギャップジグ3.5グラム+ピッグダディジュニア+ツインラトラーの黄金セッティング!

「さっきも外から撃ってるんですよここ! シャローにはいるけどコースひとつで食わないくらいシビア。でも、こういうイケてる魚がまだいるならあるぞ!! これを起死回生の一尾と言うんですよ!」

テンションぶち上げの川村選手。

ようやく掴んだ光明に闘志が蘇り、迷いが消え去る。

「チャンスは減ったけど、この釣りに自信を持てる! オカッパリに近いアプローチだからこそ食わせられた。でも油断はダメ、オリキンなら3キロくらいは普通に釣ってきそうだからね!」

ここから瞬く間にウエイトを跳ね上げる、川村劇場開幕か!?

(43)14:45 折金/入れ替えフィッシュ3尾目!



水面から湯気が立つ。つまり、大気より水の方が温かいことを意味。

なんて打ち込んでいたら、またしても!

「最小は640…入れ替えは微妙か? いや、あった!」。

36センチ、670グラム! 30グラム増、細かく刻んでいく!

(44)15:14 川村/スペシャルサンクス



「プラ中にルアマガモバイルの釣果投稿でも有名なギバショーさんから貰いました。これ飲んで、最後頑張るぜ!」

(45)15:15 折金/「キロをもう1本釣る!」



15時からのラスト休憩は長門橋下で雨宿り。

「残り2時間足らずか、早いな。キロを釣らないと!」。

対戦相手のスコアは選手に知らされることはないが、折金選手は何かを感じ取ったのか、こう発言。

雨が再び強さを増し始める。雨雲レーダーによると、本日は帰着の17時まで雨が止むことはなさそうな気配だ。

(46)15:22 折金/入れ替え…ならず



休憩明け直後に幸先の良い1尾!

しかし、見た目にも明らかに、最小の670グラムより小型…無念。

未計測でリリース。さぁ、次だ、次!


(47)15:30 川村/長門川へ


強いバックウォッシュが出始めたタイミングてで、将監川から出る方向の川村選手。

サイズの長門、数の将監と言っていたように、残りの少ない時間を長門川に費やす戦略だろう。

いよいよラストスパートだ!


(48)15:36 川村/イリュージョンワールド


辺り一面が湯気に包まれる。

それほど湖上は寒いのだ。

アングラー、スタッフともども過酷を極める本戦、そんなきびしい状況下でも全身全霊で戦う2人のアングラーに、ビッグリスペクト!


(49)15:48 川村/かち合うふたり



長門川へ出ると折金選手の姿が。

「ずっと長門にいたのかな? 残り約1時間、最下流まで行きたいので、実際に釣りできるのは30分ぐらいかな?」



そして、両選手共に下流へ向かう!

勝つのはどちらから?


(50)15:51 折金/ラスト1時間、両艇が並走!?


ラスト1時間に迫ったタイミングで、将監川から長門川へと出てきた川村選手(右岸)が下流へと向かい始めると同時に、折金選手(左岸)も下流方向へ。

何がお二人を駆り立てたのか?

「うわ、ヤられた! 絶対に雨で発生する流れ込みに行くはずだと思ったら、やはり…」。

川村選手に先越された折金選手は、さらに下流の流れ込みを目指す。

(51)16:00 折金/ラスト1時間、両艇が並走!?


ラスト右岸に川村選手、左岸に折金選手という緊迫した試合終盤!

「狙いは多分同じだろうから、僕は逆回りですね。ぜってぇ、釣ってやる。負けねーぞ!」

ライバルと認めるからこそ、闘志が燃える。

(52)16:10 折金/最下流エリアでついに!


午前中に執拗に攻めたエリアへ入り直し、今度はボトムではなくラウダーで水面攻撃!

するとっ!

「(んー、ちょっと小さいか…)」と小声。

なぜなら、近くに川村選手がいるから。

「(一応、計っておくか…)」。

34センチ、600グラム…入れ替えならず…。

(53)16:16 川村/見せられる


下流域でもバッティング。

そして、折金選手がバスを手にした!

「見せつけられたのは俺か…。500くらいか?ただ、全く違う釣りをしてるね。オリキンが撃った後でも釣り方変われば釣れるかもしれないから諦めないぞ」

(54)16:26 川村/あいらぶゆー!

陸王でも釣った橋下のブッシュ周り。

「ちょっと浅いかな…いや、きた!!よっしゃぁぁ!! あぁぉ、マジできたぜ! マジでギャップジグには救われる!!アイラブユーすぎる!!」

ここにきて、さらにグッドサイズ!

ヒットルアーは伝家の宝刀、ギャップジグ3.5グラム+ピッグダディジュニア、ツインラトラーつき!

結果発表まで、ウエイトは伏せさせていただきます。

(55)16:35 折金/長門川マリーナ対岸

帰着場所には目と鼻の先となる対岸流れ込み周辺をチェック。

最後の最後まで絶対に諦めない。

かつて、2020年の予選では終了間際にビッグフィッシュを釣って、大逆転を果たしたのが折金選手という漢だ。

何かが起こる。そう信じて止まない。

(56)16:47 折金/キタ! が、しかし…

帰着場所には目と鼻の先となる対岸流れ込み周辺をチェック。

「シーのバスでした…。チクショー、1500クラスかと…」。

大丈夫! 前回の大逆転もナマズに続いてのビッグだった!

まだあと10分もある!

(57)17:00 両者無事に帰着!


共に5秒前に桟橋に帰着。おつかれさまでした!

結果発表まで今しばらくお待ちくださいm(._.)m

(58)結果発表!!


急激な寒波と冷たい雨に見舞われた、2022艇王第2戦in長門川&将監川。

にもかかわらず、両選手互いにリミットメイクはもちろん、連打に次ぐ連打で大いに試合を動かしてくれました。

結果は画像の通り、川村光大郎選手が折金一樹選手を僅差でかわし、見事に決勝への切符を勝ち獲りました!

詳報は後日まとまり次第、当サイトにアップいたします。

本日10時間にも及ぶ長丁場戦を最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!

最後に、本気の戦いを魅せてくれた両選手に盛大な拍手をお送りください!

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